【秋葉原で25日】開催直前! 新しい技術に出会えるお祭り「技術書典」参加サークルまとめ(はてなブログ編)

技術書オンリーの即売会「技術書典」が6月25日(土)、秋葉原通運会館で開催されます。

プログラミングやITエンジニアリングに関する技術情報は本来ならWebとかなり親和性が高いはずですが、そこをブログやQAサイトではなく、あえて書籍という旧来型のメディア形式にまとめ、いわば断片的なノウハウやTIPSではなく、ひとつのまとまった知識体系として提供したい。なにより自分が読みたいものは自分の手で形にするしかないのだ。

そういった、D.I.Y.の情熱が強く感じられるイベントです。この週末ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

はてなブログに「参加するよ!」エントリーを投稿されているサークルを、頒布物ごとに紹介します。

遠回りして学ぶ Yesod 入門(上)

id:kakkun61さんが人生で初の同人誌として頒布するのは、プログラミング言語Haskellを入門書程度に理解した人が、WebアプリケーションフレームワークYesodを使う手助けになるような入門書。PDFの見本紙も用意されています。

kakkun61.hatenablog.com

実践 お蔵入り

どこかで見かけたようなO'Creillyというシリーズを刊行しているNakano Computer Club (id:ncc-log) のまっくん (id:mactkg) さん。プロトタイピングツールのコレクション記事を書くとのことですが、同じジャンルのものを集めたカタログのようなスタイルはたしかに紙で一覧できると便利かもしれないですね。

同じサークルの3846masa (id:EBAGmasa) さんは内容紹介だけでなく、頒布物の執筆中に得た知識としてダウンロードコードを印刷したカードを作成したことや、コミックマーケットの当落をSlackで受け取ったことなどを紹介しています。

UNIBOOK 5 Unity逆引き&TIPS集

ゲームエンジンUnityに関するオムニバス。日本Androidの会Unity部が四半期に1冊程度で刊行しています。

Tak (id:Takyu) さんによるブログのエントリーでは、主催の達人出版会でも採用している出版物作成システム「Re:VIEW」の使い方をまとめています。

モンスターをストライクするゲームの作り方

id:q7zさんの作品もUnity関連で、使い方の解説動画をフルで収録したDVD。 委託スペースでの頒布になるそうです。

Akkaとアクターモデルではじめる並列/並行/分散処理プログラミング

pengin (id:Xray) さんの頒布物は、アクターモデルプログラミングのためのツールキットであるAkkaを使った並列、並行、分散処理プログラミングの入門本だそうです。続きは夏コミでとのことで、コミックマーケットなど既存の同人誌即売会でも、「技術書」というジャンルがひとつ確立していることがうかがえます。

AZ異本 grimoire of android / AZ異本 grimoire of web

技術書サークルTechBoosterから、Androidのオムニバス書籍が2つ刊行されます。

Microsoftの.NET技術(プログラミング言語ではC#やF#など)でAndroidアプリを作ることができるXamarin.Androidの基礎から内部的な解説までをまとめた id:atsushienoさん。当日スタッフもされているそうです。

gam0022 (id:gam-22) さんは「レイマーチングの世界でミクが踊る!『レイマーチング×ラスタライザ』ハイブリッド描画 with three.js」という記事を執筆。エントリーに貼られている描画サンプルのアニメーションGIFに驚きました。

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技術書典に関するブログのエントリーは、はてなブックマークの「技術書典」に関するホットエントリーや、はてなブログのトピック「技術書典」でチェックできます! どんなサークルが参加するのか、ぜひ情報を集めてから当日に臨んでください。秋葉原まで行けない方も、通販やPDF販売を用意しているサークルも多いようなので便利ですね。

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