わが子のエピソードは、自分にしか描けない。ちずるさんに聞く、ブログで「子育て絵日記」を続けるコツ


むすメモ!

子供と過ごす日常には、今しかない、残しておきたい瞬間がいっぱい。お子さんとの印象的なエピソードを、漫画やイラストにしてブログに載せてみませんか?

ブログ「むすメモ!」で娘さんの成長を4コマで描き続けているちずるさんに、ブログを始めたきっかけや、子育て漫画の魅力、モチベーションを保つコツなどについて語っていただきました。

<目次>

1歳の娘を育てながら、ゆるく始めたブログ

こんにちは! 絵を描きながら旦那と娘と3人で暮らしている、ちずるです。娘が0歳のときから7歳の現在までの様子を、4コマにしてブログに載せています。

私はもともとお絵かきが好きで、娘が生まれてから「子育て漫画やブログを描いてみたい」と思うことがありました。でも、乳児期は1日中子育てに追われ、時間があるなら寝たいという日々。なかなかそんな時間はなく、絵を描く気力も環境もありません。同じ月齢のママさんや先輩ママたちが絵を描いたりブログを書いたりしている様子に「いつ描いてるの?!」と驚くほどでした。

娘が1歳を過ぎてから、隙間時間に少しずつ漫画を読んだり趣味のことができたりするようになってきて、簡単な落書きや4コマを描くようになりました。娘とのやりとりの状況を説明するために4コマ漫画を描き始めましたが、実はそれまで4コマ漫画をあまり描いたことがなく、自分が描いたものが面白いのかという以前に「エピソードが伝わるのか」さえ不安で、最初のうちは、インターネットでお披露目する勇気がありませんでした。

でもやっぱり娘の自慢をしたいし誰かに見てほしくて、まず友人に見せてみると「面白いじゃん」と言ってもらえたので、Twitterにも載せるようになりました。

Twitterには抵抗なく載せられるようになったのですが、描いた絵や漫画が増えてきて、自分でも見返しにくいな、と思うように。それならブログでまとめてみようと、はてなブログを始めました。「ブログを描くぞ!」と思ったのではなく、「絵がたまったからまとめるぞ!」とゆるく始めました。


ブログの描き方の4コマ漫画

でも今振り返ると、いきなり「ブログを書く」ことが目標だとハードルが高くて、乳幼児がいるとなかなか手が出せなかったと思います。

「0から100までいきなりブログでやる」のではなく、日々のことを日報のようにTwitterやInstagramに手軽に載せて、それを素材にしてブログでまとめたり、引用してもっと語ったり。そんな「毎日気軽に10ずつ出して、時間が取れるときにそれらを集めて100にする」という流れが、私には合っていたと思います。

子供の成長を残せる楽しさ、たくさんの人に見守ってもらえるうれしさ

子育て漫画は、自分の絵で娘の成長を残せるのが純粋に楽しいです。写真や動画に残しきれなかった日常の一瞬も残せるので、旦那と思い出話をしているときに漫画を見せて「そうそう、こう言ってたよね〜」と振り返れる便利さも感じています。

漫画を通して知り合った方も多く、中には娘が赤ちゃんのころから長く見てくださる方も。絵とともにエピソードを覚えてくださっていて、親戚のように成長を喜んでもらえるのもうれしいです。インターネット上の親戚のような温かな存在が増えたので、娘が年長さんになる春に思い切って引っ越す決断をしたときにも、漠然とした心強さがありました。昨年娘が小学校に入学した際は「おみだて(お土産のこと)と言っていた娘さんがもう小学生に……」「カメのメロンパンをよしよししていた娘ちゃんがもう?!」「赤ちゃんのころから見ていたので感慨深いです」とコメントをいただき、成長を見守ってもらえるうれしさを感じました。

漫画を描くことで発見もあります。描くときに第三者視点になるので、自分のことを冷静に振り返って反省できるようになりました。私はできる限り言った言葉をそのまま漫画に描くようにしているので(コマの関係で短くはなりますが)、たとえば娘に「片付けなさい!」と言ったシーンをそのまま描こうとして、「『ゴミを捨てなさい』と具体的に言った方が娘に伝わりやすかったのでは?」などと気付くことがあります。

気付いても生かせないときの方が多いのですが、自分だけれど自分じゃない目線になって一旦冷静になれるのは、良いことだと思っています。


第三者視点になれることについての4コマ漫画

気分が乗らなければ、描かない日があってもいい

ブログを長く続けられている理由は、「絶対に週2回描かなきゃ!」と思うとしんどいので、育児で描きたいことがなければ育児以外のことを描いたり、はてなブログのお題に参加したり、ブログを書く気分じゃなければ休もうと気楽に構えているのが逆に良いのかな?と思います。

また、数値化される評価は見過ぎないように気を付けています。たくさんの方が見てくださることが分かるとうれしいですが、ブログを更新するたびに全てをチェックしていると、反応が少ないときに「この話題つまらなかったかな」と思ってしまう方なので、できる限り数字は見ないようにしています。またブログに直接コメントをいただいてもお返事しきれないのが申し訳ないので、ブログのコメント欄を閉じています。

その分、SNSに届くコメントは全て読んで糧にしているし、できる限りお返事もしています。こういう感じで自分なりに「やれること」と「やれないこと」をはっきりさせて、自分がやりやすい形に調節しているのが、続けるコツなのではと個人的に思います。

今、ブログの更新を週1回にしていますが、描き過ぎず間隔が空き過ぎず、自分に合った丁度よい頻度です。金曜日の夜に更新することで「1週間終わった〜!」と、週の仕事の締めくくりのような位置付けなので、達成感があります。

日常の面白かった出来事を、気軽にメモしておく

日常のことを4コマにしているので、日々の面白かったことや感情が動いたことは、忘れないようにすぐにメモしています。スマホとタブレットにEvernoteを入れているのでそこに書いたり、言葉がまとまっていればTwitterでつぶやいたりも。Twitterを見返して「この日のことをブログでもう少し描こう」と書きたくなったり、似た出来事でまとめたくなったりするので、私にとってはTwitterやメモに書くことがブログの第一歩かもしれません。


アイビスペイントXの画面

絵も描きたいときにすぐに描けるようにしています。4コマ漫画やイラストは全てお絵かきアプリ「ibis Paint X(アイビスペイントX)」で描いていて、4コマ枠をセットしていつでも描き始められる状態にしてあります。アプリを開くとすぐに↑の画面です。

4コマで足りないときはコマを追加しますし、要点だけ1枚絵にした方が分かりやすいと思ったときはイラストにしたり、自由にやっています。色も気分で決めているので、フルカラーのときもあれば2色ぐらいのときもあります。いつもの絵に飽きたら動物で描いてみたり好きにやっています。

わが子のエピソードは、自分にしか描けない

私は結構気軽にブログを書き始めましたが、始めた当初は続けられるか分からなかったし、そもそもブログの基本的な文章の流れや書き方さえ分からなかったです。挨拶とか締めの一言とかもいまだによく分からず、ノリで書いてます。

でもブログの更新頻度も書き方も自由なんですよね。毎日書きたいときは毎日でいいし、年に1回でもいいし、テキストなしで写真だけ載せたっていいんですよね。

育児ブログに限らずどんなジャンルでもすでにたくさんの先駆者がいて「私が描かなくても」と思うことがあるけれど、うちの娘とのエピソードは私にしか描けないし、たとえ意図せず「あるある」になっても自分の気持ちは自分にしか書けないので、まずは気軽にブログを始めてみるのがいいと思います。

漫画も自分が描けるものだけを登場させるなどハードルを低くして、とにかく描いてみてほしいです。人が描けないときは猫ちゃんでもおにぎりでも三角でも丸でも鉛筆書きのままでも! フリー素材を使ったり写真を加工してセリフを入れたり、自由に楽しんでもらえたらと思います。

著者:ちずるid:tukatukasa

ちずる


娘のことを4コマでメモしています
お絵かきと旅行と回転寿司が好きです

ブログ:むすメモ!
Twitter:@chizuuu2

はてなの「子育て絵日記ブログ」は他にもたくさん

他にもはてなブログではたくさんのパパ・ママブロガーのみなさんが、子育て中の日常を漫画やイラストでつづっています。その中から、一部をご紹介します。

<ちょっ子さん>

www.chokko-san.com

ちょっ子さん(id:chokko_san)は、夫と小学生の息子・きゃん太くんとの3人家族。3人のゆかいなやりとりを、漫画でつづっています。

<デザイナー脂肪>

www.imagawa.tokyo

夫と息子と3人で暮らすちょっとギークな日常を漫画にしている、ドイツ在住のいまがわ(id:i_magawa)さん。日々のエピソードのほか、子育てに役立つTipsも紹介されています。

<わがやのもちもちほっぺちゃん>

www.mochi-hoppe.com

真っ赤なもちもちほっぺがかわいい「ほっぺちゃん」との日々を、新米ママのりりー(id:ritcha)さんが漫画で描くブログ。赤ちゃんの、かわいくて愛おしい瞬間が詰まっています。

<主夫の日々>

www.kawauchisyun.com

『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』として書籍化もされた、「主夫」の立場で家事育児の大変さをユーモアたっぷりに描く河内瞬さん(id:s2m-k2h5)のブログです。

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あとで読み返して子供たちの成長を感じたり、子育てで悩んでいることを他の人たちと共有したり。あなたもぜひ、子育て絵日記、子育てブログを始めてみませんか?