YOUR SONG IS GOOD、cero、キセル、スカートなどなど、個性溢れるアーティストのマネージメントを手掛けるインディーズレーベル・カクバリズム。
2020年4月には、cero 髙城晶平によるソロプロジェクト Shohei Takagi Parallela Botanica より 1st Album 『Triptych』が、2021年5月には、Homecomings からメジャーデビューアルバム『Moving Days』がリリースされました。
そんなカクバリズムの魅力に迫るべく、カクバリズム所属アーティストへの愛を語るはてなブロガーたちの記事をピックアップしました。
cero
このバランスの単純なかっこよさとユニークさが病みつきになる
culture99.hatenablog.com
「リリックの青臭さ」が cero の最大の魅力だと語る movie_99 (id:movie_99) さんは、アルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』を歌詞に焦点を当ててレビューしています。本作は「水、都市、子供から大人へ、音楽、そしてcero自身」の変化のイメージを歌っていると感想をつづります。
抑圧しているものがどんどん解放されていくような感覚があるのかもしれない
back-to-motif.hatenablog.com
モチーフ (id:back_to_motif) さんは cero から抱いたオシャレで洗練された印象を「人との距離の取り方」という観点から解説しています。特にタイトルチューンでもある『Poly Life Multi Soul』を「ベースの静かながら跳ねている感じ、ヴォーカルの熱量(低めな感じ)、曲の展開、抽象的な歌詞、そしてどこか寂しさをたたえたフィーリングがとてもいい」と絶賛します。
スカート
スカートの音楽には、澤部渡の曲には、春が似合う
kanran.hatenablog.com
kan_ran (id:kan_ran) さんは、スカートを聴き飽きない理由を「何とも良い感じだが、簡単には説明できない」歌詞の《微妙》さにあると語ります。さらにアルバム『CALL』に収録されている『アンダーカレント』と豊田徹也による同名の漫画『アンダーカレント』とを取り上げ「豊田徹也のマンガみたいに――マンガの中のフキダシが入っていないコマのように、風の音に会話がさえぎられてしまいそうなシーンのように――どこか静かなのだ」とつづります。
「肉体性」が全面に押し出された、血湧き肉躍るサウンド
dreamy-policeman.hatenablog.com
ドリーミー刑事 (id:dreamy_policeman) さんは、スカートの初期作品を再録したアルバム『アナザー・ストーリー』を視聴後、「奇をてらわず、原曲のそれをほぼ活かした、ストレートなアレンジは、私がスカートを知ってからの5年間で観続けてきたライブでの演奏そのままの躍動感」と感動をつづります。
スカート最大の魅力の一つである「肉体性」が全面に押し出された、血湧き肉躍るサウンドなのである。
Homecomings
ベースとドラムの生み出す軽やかなグルーヴも聞いていて心地よい
cooklike.hatenablog.com
「2021年5月気になる曲」として、Homecomings の メジャーデビューアルバム『Moving Days』に収録されている『Here』を挙げる うちゅうネコ (id:utyuneko)さん。「サビのギターサウンドはエモーショナルでありながら、心の奥にしっかりと響いてくる繊細さを兼ね備えているのが見事。それに加えて伸びやかなボーカルのおかげか、落ち着いたテンポの曲なのに突き抜けた爽やかさに満ちた曲となりました」と感想をつづります。
突然ガチッとハマった感じで、何回も聴いている
izumishiyou.hatenablog.com
『Moving Days』のリリースを機に Homecomings を聴くようになったという、みず いし うみ(id:iz89)さんは「とにかく一曲一曲腰が定まっていて、安心して寄っかかってられる感覚があるから心地よい」と本作の感想を寄せています。
Shohei Takagi Parallela Botanica
めちゃめちゃ楽しみにしていたアルバムだっただけに、早くも朝から晩まで1日中聴いてしまった
otoooo.hateblo.jp
MIHO (id:mha15)さんは、Shohei Takagi Parallela Botanica のファーストアルバム『Triptych』を cero と比較しつつ、「いつもと違うのは、エモーショナルで人情的というか、作品全体が纏う哀愁や切なさも含めて、人の感情にダイレクトに訴えるようなメロディや歌謡感」と語ります。
未来でも過去でもなく、もはやこの世ならざる世界を見ているのではないか
sikeimusic.hatenablog.jp
「今作を聴いて、真っ先に思い出したのは坂本慎太郎のソロ作品でした」と語るファラ(id:sikeimusic)さん。Shohei Takagi Parallela Botanica 『Triptych』から坂本慎太郎さん(元ゆらゆら帝国)のソロ作品を見出し、「精神性と言うか、目指している地平はかなり近似しているような気がして」と言葉を寄せています。
単なる古き良き時代のフックアップではない。
かと言って時代の一歩二歩先を読んだアプローチというわけでもない。
今回紹介した記事はこちら!
cero『POLY LIFE MULTI SOUL』 - 平成生まれのグルーヴ
都会的であるということ -cero - 音楽放談 pt.2
スカート 『CALL』 (特に『アンダーカレント』について) - キャベツは至る所に
スカート「アナザー・ストーリー」を聴いて思ったこと - ドリーミー刑事のスモーキー事件簿
2021年5月気になる曲 その1 - 高知より愛を込めて
Homecomings『Moving Days』 - Nu blog
Triptych / Shohei Takagi Parallela Botanica - OTO
Shohei Takagi Parallela Botanica 「Triptych」 - SIKEI-MUSIC