執筆も編集もデザインも、ぜ〜んぶ私! 「自分で本を作る」喜びについて

毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「自分で本を作る」をテーマに記事を紹介します。

自分で「本」を作ったことはありますか?

漫画や小説、評論を執筆し、編集・デザインを加え、一冊の本として発行する……。自らの手で一から本を作り上げるのは大変な作業ですが、その分出来上がりの達成感や手に取ってもらった時の喜びはひとしおです。このように個人や集団で制作される雑誌を指して「同人誌」と呼ぶことが多いですが、最近では「ZINE」(“magazine”が語源とされ、大まかに「個人誌」を意味するようです)なども広まり、楽しみ方も多様化しています。

この特集では、同人誌やZINEなど、「自分で本を作る楽しみ」にフォーカス。みなさんも、一度自分の本を作ってみませんか?

「初めて」だらけの技術書典

上記のような反響をいただいており、本を出してこの数日間は何度もエモい気持ちにさせられています。

技術書典7で「なれる!? Webエンジニア~文系2留大学生のWeb業界就活記~」という本を出した話 - 桐生あんずです

「初参加かつ初フル同人活動」で「技術書典7」にサークル参加した際の 桐生あんず(id:kiryuanzu)さんのエントリー。「サークル売り子編」「買い出し編」「本制作と反響内容」の3つに分けて、イベントを詳細に振り返っています。自分が出した本に感想をもらうのって、やっぱりすごくうれしいですよね……!

kiryuanzu.hatenablog.com


「紙面に残す」意義

本の形にしておくことで今後わたし自身がどうなっても、短歌をやめたりお休みすることがあっても、『本になったわたしの短歌』にはまだ知らない誰かと出会う可能性が残される、ということを希望にしたい

短歌ブック「ふとん座」(21年8月刊)を再販します & 短歌の記憶を記録として残すことの話。 - 風と星と鳥

短歌ブック『ふとん座』を再販することにしたという 鷹野しずか(id:sz_q3)さん。「紙面に残す」ことにこだわって活動しているという鷹野さんは、自分の短歌を本の形で残すことの意義について書いています。

sz-q3.hateblo.jp


それでも、何か紙が少し折れ曲がっているだけで、その頁に引き込まれ、かつてその本を読んだ際の気持ちが蘇るというのは不思議な感覚だった。

紙媒体で同人誌を出すことについて - わがはじ!

夏コミ(コミックマーケット100)に向けて原稿を制作中の すくみづ(id:daizumi6315)さんがつづったエントリー。電子書籍が大きな広がりを見せる中で、“同人誌を印刷して作るという行為は、不便さを受け入れ、「情報を手にするという体験」を売る側にも、買う側にも与えるものなのだろう”と語っています。

wagahaji.hatenablog.com


アンソロジー制作の極意

必要なのは熱意と日々のちょっとした自由時間。以上。

アンソロジー同人誌の作り方(慣れてきた) - アナログCPU:5108843109

アンソロジー同人誌(ここでは「参加者を募集し、作品データを提出してもらい、それをまとめた原稿で作る本」)を取りまとめるノウハウをブログにまとめている id:honey8823 さん。企画の立て方からスケジュール管理、データ作成に印刷所への入稿まで、ポイントを網羅しています。アンソロジー形式のみならず、同人誌を作る全ての方の役に立ちそうなエントリーです。

honey8823.hateblo.jp


机レイアウト遍歴

参加する度にポストカードと本が増えていくので、レイアウトを変えていく必要がありました。スカスカに見えず、ごちゃっとしないように…。

コミティアの机レイアウト遍歴④ - Chick

「創作」ジャンルに限定した同人誌即売会である「COMITIA(コミティア)」と「関西コミティア」に合わせて10回サークル参加した 七歩沙代(id:sitibusayo)さん。机の上の展示が回を経るたびにどのように変わっていったのかをブログで振り返っています。参加するたびに自分の作品が増えて展示が難しくなるのは悩みの種でもありますが、制作を続けてきた証でもあります。

sitibusayo.hatenablog.com


触発され、ZINEを作る

作家ではなく普段は会社員をやってるような一般の方が、熱量の高い作品を出していて、本当に良かった。商業出版だけではなく、同人でこんなに質の高いものを作ってる人たちが居るんだな…と感動してしまった。

ZINEを制作した話 - 状況が裂いた部屋

「初めてZINEを作り、イベントで売った」という id:ngcmw93 さん。5月の「文学フリマ東京」で強烈な刺激を受け、7月のイベントに向けて制作を始めたそう。日々の仕事の空き時間で制作を進めるのが難しかったとのことで、「弱くてもエンジンをかけ続けることが大事だ」と書いています。

frontwards.hatenadiary.jp




何物にも代えがたい楽しみがある「本作り」の世界。あなたの作品が出来上がった際には、ぜひその苦労や喜びをブログに書いてみてください。

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週刊はてなブログでは、これからも「はてなブログで話題のモノ・ヒト・コト」を紹介していきます。そこで、「実は今はてなブログでこの話題がアツいんです」「こんな記事に背中を押されました」という話題やブログを募集します! リクエストは編集部が読んで、週刊はてなブログで記事にするかもしれません。リクエストフォームからぜひ教えてください!

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北白かわ

暇さえあればインターネットをしています。散歩に繰り出しては道に迷って帰れなくなる習性あり。人柄のにじみ出るような文章が好きです。