アクセス数を増やしたい？それとも「友達をつくりたい」？第1回はてなブログなんでも相談室

たくさん読まれたらいい、というわけではないのかも

ブログの使い方はひとそれぞれ。ですが、ブログを書いていくうちに「アクセスが増えない」「知らない人からのコメントにびっくりした」など、疑問や不安を抱くこともありますよね。

「はてなブログなんでも相談室」では、そんな疑問や不安について考えます。

お話しするのは、はてなブログに寄せられる多くのお問い合わせにお答えしてきた、はてなのコミュニティマネージャー・中川。

第1回は、ブログを始めたばかりの方から寄せられたご質問をピックアップしています。

（聞き手：週刊はてなブログ編集部）

ご質問：「ブログを開設して、いくつか記事も書きましたが、なかなかアクセス数が増えません。どうしたら、もっと自分のブログを読んでもらえますか？」

───まずは、実際にブログを開設したばかりの方から寄せられた質問をピックアップしました。

中川：よくお問い合わせをいただく内容ですね。

───こういう質問があった場合には、どういったご案内をしているんですか？

中川：細かい部分はお問い合わせの内容によって違いますが、はてなブログの機能である「グループ」や「はてなブログタグ」などを案内することが多いです。

こういうお問い合わせをくださる方って実は、単純にアクセス・読者の数などの「数」を増やしたいというよりは、読んでくれる人とつながりたい……もっといえば「友達をつくりたい」という思いもあるんじゃないかと思うんです。

───友達ですか！なるほど。

中川：広く読まれてアクセス数がアップするのと、関係性のある間柄でブログを読み合うのって、ちょっと違いますよね。

後者を求めているのかな？と思った方に「グループ」や「ブログタグ」などの機能を案内するのは、同じ趣味や似た感性を持った人のブログを見つけやすいからです。

───ブログの露出を増やすためというよりは、友達になれそうな人を見つけるための機能として案内しているんですね。

中川：アクセス数もパッと見たときの指標にはなるんですけどね。自分が「読まれたい」と思える人に読まれることを目指すというか、そういうイメージです。

───なるほど。読まれたい人に読まれる、を目指すのはいいですね。健康的な感じがします。

───「グループ」や「ブログタグ」を使って気になるブログを見つけたら、その後はどうしたらいいんでしょうか。

中川：まずは気になったブログを、ちゃんと読んでみるのが大事なのではないでしょうか。それで気が合いそうだと思えたら、そのブログの読者になったり、はてなスターをつけたりと、自分からアクションを起こしてみるのがいいと思います。

───知らない人からリアクションがあると、どんな人だろうって見に行ったりもしますよね。

中川：そうですね。それでもし自分のブログにも興味を持ってもらえれば、お互いにブログを読み合う関係になれるかもしれません。そのためには、まずは相手に興味を持っていることを伝えるのが大事なはず。

───はてなスターをつけてくれた人のブログを読んで、その内容に共感できると、なぜかうれしいんですよね。それは実際に経験があります。

中川：はい。「仲間が見つかった！」みたいな気分になりますよね。

当然、自分に興味を持ってもらえるかどうかは相手次第ですし、しつこくリアクションを求めたり、無差別にたくさんの人にアプローチするのはダメですが。*1

───そうですよね。そのへんはどこまでいっても現実の人間関係と同じですね。

中川：ブログを書いているのもみんな生身の人間ですから、お互いに興味を持ち合うのが大事かなと思います。遠くに住んでいたり、年代が離れていたり、現実では会えないような人と知り合えるのもブログの醍醐味ですよね。

「はてなブログなんでも相談室」では、これからもみなさんのさまざまな疑問にお答えします。ブログを書く中で抱いた疑問やはてなブログに対する質問は、こちらのリクエストフォームまでお寄せください。

なお、はてなブログの機能についての不具合や具体的な使い方の質問は、はてなブログのお問い合わせまでご連絡ください。

*1:はてなブログのガイドラインでは、コメントやはてなスター、読者機能など、他のユーザーに通知される機能について、宣伝や誘導など不適切な目的とみなされる使用や、過度の使用を行わないよう明示しています。