書き続けるには? ラジオのように書き出す。文章のリズムを楽しむ。自分がどう感じたかに目を向ける。

毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「書くこと」をテーマに記事を紹介します。

なにかを書くことって、なかなか続けられないものです。

日記をつけたり、読書記録を残したり。ブログを定期的に更新するのも、そのひとつですね。始めた時は「やるぞ!」と意気込んで、もりもり書けるのですが、次第に書く頻度や量が減っていくことってよくあります。

どうすれば、書くことを継続していけるのでしょうか。

この特集では「どのように書き続けるか」をテーマに記事をピックアップしてご紹介します。「なぜ書くか」にフォーカスした前回の特集 と同様に、過去に「きょうのはてなブログ」で取り上げた記事からピックアップしました!

どのように書くとよいか

ラジオのように書き出してもよい

ラジオは話題がなんとなく移り変わっていく。移り変わらないものもあるだろうけど…雑談系を好んで聴いているのもあるかもしれない。

ラジオのように書き出してもよい:バレットジャーナル / 手帳 / 残業とリベンジ夜ふかし - ネコミミにひかりあれ

ブログで記事を書くとなると、ひとつのトピックに絞ってしまいがち。そこで id:necomimii さんは、「話題がなんとなく移り変わっていく」ラジオを手掛かりに、ブログでその語り方を応用しています。

わたしが注目したのは、あえてカテゴリー機能を使わないで、毎度タイトルの頭に「ラジオのように書き出してもよい」と記入していること。その都度「ラジオのように書き出してもよい」と書くことで、自分に言い聞かせ、肩の力を抜いて書き出すことができるのではないかと想像しました。

necomimii.hatenablog.com

30日間続けて気づいた2つのコツ

明日のテーマはこれだな、と思いながら一日を過ごすと、それがフックになって何となく書くことが見つかったり、頭の中でまとまっていたりします。

書くことは楽しい - かもさんのひそひそ話

いしかわゆきさんの『書く習慣』を読んだことをきっかけにブログを始めることにしたという かもさん id:kamotin)さん。本書の中で紹介されていた「書く習慣1ヶ月チャレンジ」を通して、2つの書くコツに気づいたといいます。

書くテーマをあらかじめ決めておくことが、そのコツのひとつ。「テーマ設定と実際に書くことをタスクとして完全に分ける」ことで、書き続けられるとつづっています。

さらにテーマを決めるひとつの手段として、はてなブログの「今週のお題」 にも言及されています。最近だと、ユーザーのみなさんが自由にお題を作成できるページ もできました。ブログの更新に行き詰まったときなどに、ぜひご活用ください!

kamotin.hatenablog.com

そもそも日記に意味なんてなくてもいい

たぶん大事なのは中身あるなしじゃなく、自分が自分と向き合ってなにかしら言語化したという事実・その時間だよな~とふと思った

日記を書くという行為、モノに手と愛情をかけること、フランス料理など - せいかつのつぶやき

日記を書くことは「自分の心と向き合う行為」であるという m(id:siktntbyk)さん。途中まで書いた文章に「今日の文章まじ中身なさすぎだな…」と失望して削除した経験を振り返りながら、その一方で「自分が自分と向き合ってなにかしら言語化したという事実・その時間」が重要であると語っています。

また、別の日に投稿されたエントリー では「日記帳を開いた時にしか出会えない自分の気持ちがあるように、ブログの編集画面を開いた時にしか出会えない自分の気持ちがわたしはある」とも記しています。自分に合ったさまざまな媒体を使って、なんとか自分と向き合うこと、書き続けようと試みることが、わたしたちの生活をよりよくしてくれると、わたしも思います。

siktntbyk.hateblo.jp

長く続けるための「マイルール」を決める

SNSやブログは人の目に触れるため、体力や気力がない時は公開に堪える文章を練って投稿することは難しい。そのため、手書きのノートによる日記だけは毎日続けていくことにした。

日記の効用 - Hello cosmos,Goodbye chaos.

昨年から「自分の気持ちをありのままに述べる手段」を得るために日記を始めたという ぴーこ(id:neopiiko)さん。こちらのエントリーでは、長く書き続けていくために決めた「マイルール」を紹介しています。

「目的に応じて、複数の手段を使い分ける」ことが、マイルールのひとつ。手書きのノートやソーシャルメディアにそれぞれ用途を定め、それに従って書いているといいます。そのなかでブログは「自分と丁寧に向き合って思いを記す場所」という位置づけであるようです。

neopiiko.hateblo.jp

文章のリズムに注目する

なんというか言語化が難しいんだけど、リズムが良い感じ。脳内でその文章を再生したときに、突っかかることなく流れていて、それでいて心地よくて小気味いい、みたいなイメージ。

文章のリズム - feelmanの日記

feelman(id:minefoolman)さんが書くときに意識しているというのは、文章のリズム。「脳内でその文章を再生したときに、突っかかることなく流れていて、それでいて心地よくて小気味いい、みたいなイメージ」と表現しています。気持ちのよいリズムの文章が出来上がるとうれしいですよね。

「まあどうせ好き勝手書いている文章なんだし自分が満足すればそれでいいのかもしれない」という言葉で、このエントリーは閉じられます。まずは自分が書くことを楽しむ。それが継続するためにも大切なアイデアになってきそうです。

minefoolman.hatenablog.com

なぜ書けないか考えてみる

書くハードルが上がっている

書きたいことがないようなあるような、まとまっているようないないような、はたしてこれをブログに書いたところで喜んでくれる人がいるのか、傷つく人がいないだろうか、というようなことをつらつらと考えている。

ブログを書くハードル - 思ったこととか

「なんか最近ブログを書けない」と語る 佐々木(id:AsahikawaYasusiiii)さんは、なぜ書けないのか、なぜ「ブログを書くハードル」を自分で上げてしまうのかについて、いくつかの理由を挙げています。

なぜ書けないのかについて具体的にすることで、取り組むべき課題が明確になってきそうです。「どうにかして書くことをあきらめずにいたいものです」と締めくくられています。わたしも書くことを諦めずにいたいです!

asahikawayasusiiii.hatenablog.com

書くことで自分に起きた変化

「自分にとって心地の良い文章」を見つけた

自分にとって心地の良い文章というのは、つまりは自分を表すのに一番向いてる文章だということなんじゃないかな。

たくさん書かなければわからなかった、自分にとって心地良い文章 - Hoomeeの人生日記

Hoomee(id:hakod)さんは、3年間ほどブログで書くことを続けた経験を通して、気づいた変化を記録しています。

暮らしについて「紹介する」ブログから、「自分はどう感じたのか」に着目するスタイルのブログになったこと。「自分にとって心地の良い文章」を見つけたこと。書くことを続ける中で、自分の変化を捉えることができるようです。わたしも自分に生じた変化を察知できるようになりたいです!

simplehoomee.hatenadiary.com


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By 中村碧
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中村碧

2001年岐阜生まれ、京都の大学生です。規則正しい生活を心がけています。朝起きたらまずはじめに購読リストを確認しています。