2月3日、SF作家・伊藤計劃の代表作『虐殺器官』の劇場版アニメが公開となりました。1月には米国のアマゾン書籍売り上げでジョージ・オーウェルの作品『一九八四年』がベストセラーになるなど、いわゆる「ディストピア」作品が注目を集めています。今回の週刊はてなブログでは、ディストピアを描いた作品について書かれたエントリーをピックアップします。
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ぼくのりりっくのぼうよみ『Noah's Ark』
ジョージ・オーウェルによる小説『一九八四年』は発表以来、David bowie、yahyelなどさまざまなアーティストに影響を与え続けています。本作に登場する架空の言語と同じタイトルの楽曲『Newspeak』が収録された、ぼくのりりっくのぼうよみの新作アルバム『Noah's Ark』について、りゅーまち (id:ryumachi3)さんが全曲レビューを行っています。
ぼくのりりっくのぼうよみによる小説作品『guilty』
また、ぼくのりりっくのぼうよみは、先日発売されたアンソロジー『伊藤計劃トリビュート2』に小説作品『guilty』を寄稿しています。まさひろ (id:masahirom0504) さんは本作や、ぼくのりりっくのぼうよみがクラウドファンディングで立ち上げたメディア『Noah's Ark』について感じたことを書きつづっています。
なお、『伊藤計劃トリビュート2』には草野原々 (id:The_Yog_Yog)さんの作品『最後にして最初のアイドル』も収録されていますよ!
つばな『第七女子会彷徨』
漫画からは、つばな『第七女子会彷徨』を紹介した、えぬたろう (id:tarotaropopo)さんのエントリーをピックアップ。「ドラえもんとそれ町を足して2で割った感じ」という印象を受けたそうです。基本的に1話完結なのも読みやすそうですね。気になった方はぜひこのエントリーを読んでみてください!
ジョージ・オーウェル『動物農場』
id:foolinkazanさんのブログからは、ジョージ・オーウェルの『動物農場』を紹介したエントリーをピックアップします。この作品のあらすじとともに実際に読んでみて思ったことや感じたこと、そしてイギリスでの「豚」のイメージについて言及されています。
http://foolinkazan.hatenablog.com/entry/2016/09/20/194003foolinkazan.hatenablog.com
アルフレッド・ベクスター『破壊された男』
SFレビューを連載している冬木糸一 (id:huyukiitoichi)さんはアルフレッド・ベクスターの『破壊された男*1』について紹介しています。1953年の第1回ヒューゴー賞を受賞した本作について「今読んでもとんでもない傑作」「めちゃくちゃ魅力的なプロット」「ガンガン上がっていくボルテージ」と、太鼓判を押しています。
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劇場版アニメ『虐殺器官』や原作小説、また『一九八四年』をはじめとしたディストピア作品など、あなたの作品への感想をぜひはてなブログに投稿してください!
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*1:創元SF文庫では『分解された男』として刊行されていました