いい「塩梅」でやっていこう!
梅というのは他のくだものと比べて独特の存在だと思う。季節が来ると「やらねば」という気持ちがもりもりと湧いてきて、砂糖や塩や焼酎に漬けたり煮たりすることになる。
20220604 - あとかた
「梅雨」という字に当てられている果物といえば、そう、梅です! 最近は気候変動の影響もあって収穫の時期がどんどん前倒しになっているそうですが、毎年長雨の季節に思い出す果物ですよね。
冒頭に引用した id:kashiwai_hino さんのエントリーでは、そんな梅に対するイメージが語られています。そうなんですよね、スーパーや八百屋さんで青い梅を見ると「やらねば」って思うんですよね! 梅ほど身近で、自分でいろいろな加工を楽しめる果実ってないんじゃないでしょうか。自身で加工した経験がなくても、両親や祖父母の「梅仕事」を見たことがある方は多いはず。
はてなブログにも毎年、そんな「梅仕事」にまつわるエントリーが投稿されています! わたしもいろんなブログを参考に、梅酒や梅干しを仕込みました。今年は漬けそびれた方も、来年は「梅仕事」にチャレンジしてみませんか?
家族で楽しめる「梅シロップ」
最初の1週間は「劇的な変化」を楽しむ!
自身で仕込んだ梅シロップの様子を写真で記録する id:hanamaru3373 さん。そうそう、仕込んでからの1週間はこの「劇的な変化」を見るのが楽しいんですよね!
完成してから味を楽しむばかりでなく、それまでの過程も視覚的に味わうことができる。そんな「梅仕事」の魅力が感じられるエントリーです。
「まま、冷たいね」「まま、かたいね」
「まま、冷たいね」
梅と勇気と好奇心 - 愛しの暮らし
「まま、かたいね」
そんな感じたままの感想を言葉にするこっちゅん。
たかだかまだ2年半しかこの地球で過ごしていないこっちゅんにとって、何もかもが新鮮で、何もかもが楽しくてたまらないのだ。
梅雨の「梅仕事」を楽しみにしているという 山田あこ(id:hoshizukiAKO)さんは、2歳半の娘さんと一緒に梅シロップを作っています。
家族や友人と協力して作業できるのも、梅仕事の魅力のひとつですよね。一緒に作業した娘さんの言葉からは、好奇心について考えるきっかけにもなったようです。
時間を閉じ込める!「梅酒」
「季節や喜びをその中に閉じ込めている」
どれもが季節や喜びをその中に閉じ込めているように感じます。
季節・喜びを閉じ込める - Healing Space Maria-juの架け橋ブログ
季節の記憶。出来上がったものを味わう喜び。それを家族や友人などと分かち合う喜び。
また次の季節に想いを馳せる楽しみもありますね。
毎年、季節の果物を使ってジャムを作ったり、お漬物を漬けているという マリアージュ(id:maria-ju)さん。いずれも「季節や喜びをその中に閉じ込めている」ように感じるのだとか。
たしかに自分で作ってみると、買ってきたものとは別の趣があるように感じます。味だけでなく、ストーリーも楽しむことができるからなんでしょうか。
今年の梅酒は、ブランデーで漬けたそう。完成が楽しみですね!
「時を飲む」飲み物
というわけで半年後のお楽しみ。
今年も梅酒を漬けてみる - クモノカタチ
ウィスキーも梅酒も時間がかかる。言い換えると「時を飲む」飲み物なのだ。
id:yachanman さんは、ウイスキーを使って梅酒を漬けています。レシピよりちょっと多めのウイスキーを使うのが、甘過ぎなくてちょうど良いのだとか。
完成は半年後。目の前のことばかりでなくて、数カ月から時には数年単位の未来に向けて楽しみを作っておくのもいいものですよね。「時を飲む」という表現が素敵です!
意外と簡単!「梅干し」
本当にカビの心配なし!
18年間、毎年梅酒を漬けているという ふんわりハッピー(id:hunwari_happy)さん。ここ数年は、梅干しも作っているそうです。ジップロックを使う方法が簡単なのだとか。「カビの心配なし!」のレシピを紹介しています。
追熟して黄色くなった梅から「出来るだけ早く梅酢を上げる」のがコツだそう。失敗しないための消毒の方法や、袋の選び方にも言及されていて、安心感のあるレシピです。
「ポリ袋ホルダー」など、便利なグッズも紹介されています。梅干しだけでなく、他の梅仕事やつくりおきのお料理を袋に詰める際にも役立ちそうですね。
家庭で梅酒を漬けるときに使えるお酒は「アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのもの」と、酒税法に定められています。ご注意ください!*1
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まこまこまこっちゃん
1994年大阪生まれ、京都在住。ライター・編集、バンド活動をしたり、川沿いでお茶を淹れたりしています。好きな犬は柴犬、好きな国はモンゴルです!