アジア発ホラー映画でゾクゾクしたい! 『呪詛』『哭悲/THE SADNESS』『女神の継承』など感想ブログまとめました

Netflixで配信された台湾制作のホラー映画『呪詛』に、同じく台湾発の『哭悲/THE SADNESS』、タイと韓国合作の『女神の継承』などなど。アジア発のホラー映画が次々と日本で公開されています。そして、その感想エントリーがはてなブログに数多く投稿されているようです!

そこで、近年公開されたアジア発のホラー映画の感想や考察をつづるブログを、作品ごとにピックアップしてご紹介します!

『呪詛』

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呪われるから画面を見られない

特に真っ黒なお経シーンからパッと真っ白な画面になって、目に焼き付いた宗教アイコンがぼわっと浮き上がる感覚になるところ。お見事すぎる・・・もう終わったと思いました私。

【映画】『呪詛』感想 - ひとりずもう

「ラストシーン、怖すぎて画面観れなかったです。なぜなら呪われるから!!!」という id:kzmtkwn さん。

終盤にかけて「視聴者参加型」であることが明らかになっていく本作の怖さと、「アジアの湿気がにおい立つような」世界観に没入できる美しい映像について言及しています。

kzmtkwn.hatenablog.com

「呪詛の言葉を観客にも唱えさせようとするところに醍醐味がある」

モキュメンタリー的に撮影されているものの、人称の混乱があったように思う。時系列がかなりバラバラで観ていて混乱してくるのだけれども、それなりに面白いと言えば面白い。

『呪詛』(2022年) - Outside

Joe Kuga(id:onmyown717)さんも「ある意味、呪詛の言葉を観客にも唱えさせようとするところに醍醐味があると思うのだが、その共犯関係と裏切りについては一定の評価をしたい」と観客を巻き込む本作の演出を好意的に受け取っているようです。

joek.hateblo.jp

怖くなくて、楽しめなかった

とにかく全編を通して「すごく精巧な作り物を見せられている」感じが抜けませんでした。だからまったく臨場感も得られず感情移入もなく、したがって怖さもなし。

Netflix【呪詛】怖くない理由 - ほねぐみ

予告編の映像に惹きつけられ、本作を見ることにした スミノボン(id:suminobon)さん。しかしながら、「ぜんぜん怖くなかったしおもしろさもなかった……! と愕然とし」たのだそう。その理由を「見せ方」や「ミステリー要素」といった観点から語っています。

suminotosyo.hatenablog.com

『哭悲/THE SADNESS』

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スプラッターが大好きだから笑顔で見た(焼肉を食べたくなる)

人生どうにでもなれと電車や人混みで犯罪を行う人の心理をさらに純粋に悪意を詰めて、人間の知能と想像力を最悪に残虐に煮詰めた場面が作品の大部分を占めるので、一時たりとも気が抜けません。最高に怖い場面が続くので、最高でした!!

『哭悲』の感想 - 砂と鉄

「哭悲がめちゃくちゃ最高でした!!!」と切り出す 酸化鉄(id:oxoxoxoxy)さん。この「最高」は「スプラッタ・ホラー映画が怖くて最高の意味で言っている最高!!である」とのこと。ウイルスに感染した人間の欲望や想像力の怖さ、「絶望しかな」いあらゆる善意が失われる本作の展開について感想を記しています。

「鑑賞後に焼肉食べたいと久しぶりに感じ」るほど素晴らしい作品だったと、焼肉基準でも満足できたようです。

oxoxoxoxy.hatenablog.com

「ようこそ、元気で明るい地獄へ」(鑑賞後はお腹が空く)

道徳の「ど」の字もないような鬼畜の所業を上映時間のほぼ全てを使って見せつけてるという力技が展開。

第128回:映画『哭悲/THE SADNESS』感想と考察 - キャプテン・シネマの奮闘記

「血糊の滝行みたいな作品を映画館で観るのは貴重な体験」だったという タカシネマ(id:captaincinema)さんは、本作の過激な描写を楽しめたことをブログに記録しています。

さらに「私、こういう映画観た後って食欲減退するかと思いきや意外とお腹空いちゃうんですよね」と、id:oxoxoxoxy さんと同様に鑑賞後にお腹が空いたと語っています。

captaincinema.hatenablog.com

『女神の継承』

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「ほん呪」システムに感銘を受けた

『女神の継承』で使われる、定点隠しカメラにフレームインする禍々しい異形の者の見事な段取り。暗視カメラに向かってくる狂人の恐怖演出。隙間が一瞬フレームから外れ、すぐに戻ったとたん被写体が目の前にいるといったショック演出など。だいたい「ほん呪」で使われている手法である。

『女神の継承』がよく解る解説 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

侍功夫(id:samurai_kung_fu)さんは本作で最も感銘を受けたのは、『ほんとにあった! 呪いのビデオ』で用いられた手法・「ほん呪システム」が随所に用いられていたところだといいます。本作から見出せる「ほん呪」的な展開や、『女神の継承』というタイトルの意味について考えを示しています。

samurai-kung-fu.hatenablog.com

「劇場で声出さなくてよかった……」

隠しカメラのとことか、動きや表情が本当に獣みたいで……おぞましさMAXで良かったです。突然出てくるところは思わずビクッて反応してしましました。劇場で声出さなくてよかった……。

【ネタバレ】祈りとは 女神の継承 感想 - つ。

ポスターから抱いた予想とは異なったという id:sasasaza さんが率直な感想をつづるエントリー。「疑問点と自己解釈」として、本作を鑑賞して感じたことや考えたことを箇条書きでテンポよく記しています。

sasasamaimai.hatenablog.com

『返校 言葉が消えた日』

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原作を上回るトゥルールートだった

 冒頭のレイが目覚めるシーンや、舞台上のシーンでゾッとするぐらい「ゲーム版の2Dスクロールそのまま」の場面が出てくるのですが、それがまた見ているこちらの「舞台の外にいる傍観者」としての立場を強調するように思えて好きですね。

感想:「返校 言葉が消えた日」 - 11月の灯

2017年に台湾で発売されたホラーゲームを原作とする、映画『返校 言葉が消えた日』。「原作ゲームのファン」だという id:asap1118 さん は、ゲームの演出と本作の描写とを照らし合わせながら、メッセージを読み解きます。

「ぶっちゃけゲームのトゥルーを上回るトゥルールートだったよ」と称賛のコメントとともに締めくくりました。

asap1118.hatenablog.jp

ゲームならではの体験を映画化すること

しかし、そのすっきりとした語り口が原作の持っていた曖昧で模糊とした独特の空気感を損なってしまった様にも思う。何が起こっているのか判然としない世界の中で、手探りで真実を解き明かす感覚はやはりゲームならではの体験だという事なのだろう。

ジョン・スー『返校 言葉が消えた日』 - 事件前夜

同じく原作ゲームのプレー経験のある yunomi(id:news23)さんも「なかなかの完成度である」といいます。さらに「ゲームの中で語られていたストーリーを分かりやすく整理し、エモーショナルなドラマとして提示している」と、ホラーゲームを原作とする過去の映画と比較しています。

一方で、ストーリーの明確な整理が原作特有の空気感を損ねてしまっているともいい、ゲーム作品の映画化の難しさを体感しています。

news23.hatenadiary.org

『コンジアム』

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POV形式を存分に生かしている

POVってリアルタイムに見ている感覚や
自分もその場にいるような臨場感が味わえるので
少しブッ飛んだ世界の方がより体験として楽しめるんだと思う

映画「コンジアム」感想 超怖かった 終盤の勢いが素晴らしい - 何もかもが滑稽

本作はPOV(一人称視点)形式を存分に生かしているという きいつ(id:kiitsu01)さん。登場人物が YouTuber であることで「再生数のために無茶をする」ことの筋が通り、豊富な撮影機材がうまく機能しているといいます。

www.nanimokamogakokkei.com

『哭声/コクソン』

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作中のモチーフを整理

どれもこれも監督の手のひらの上のような気がしてきたな!!!

映画「哭声/コクソン」を観て混乱したので整理した - 窓を開ける

「東アジアのじわっとした不穏さと、田舎の濃密な人間関係と、驚きの展開の盛り合わせでお腹いっぱいですよ」と本作を堪能したことを言葉にする 友だちがいない(id:tomodatigainai)さん。冒頭で新約聖書からの引用があったことから、本作に登場した「キリスト教に関連しそうなモチーフ」を列挙して、考えを巡らせています。

tomodatigainai.hatenablog.com

おおいに疑いながら見てほしい

劇中で惨事を巻き起こしているのは超常的な呪いなのか、科学的に説明のつく幻覚・錯乱の類なのか、もつれあった状態で物語が進むからで、最後まで絶妙に、どちらとも言えないのだ。

なぜ疑うのか。『哭声』の感想について - 蠅と鬼と人

カジカ(id:kajika0)さんが、今週のお題「SFといえば」に寄せて投稿したこちらのエントリー。「すべての場面が怪しく、ほぼすべての登場人物が信用ならない」本作を「おおいに、疑いながら観て欲しい」と語りかけています。

sanjou.hatenablog.jp



映画で感じたその気持ち、ぜひブログに書いてみませんか? 他人の感想と比較するのはもちろん楽しいですし、過去の自分に書いた感想が思わぬ発見につながるかもしれません。

また、画像素材の利用についてはこちらの記事をご確認ください。
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By 中村碧
Profile

中村碧

2001年岐阜生まれ。京都の大学生。気さく。規則正しい生活を送ることが得意です。好きなブログが更新されるたびニンマリしています。