圧倒的熱量。『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』もう見ましたか?【感想・考察ピックアップ】


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「スタァライト」は作者不詳の物語。


キラめきはどこから来て、どこに向かうのか。


そして、この物語の『主演』は誰か。



私は、それが観たいのです。



ねぇ――聖翔音楽学園三年生、愛城華恋さん?



『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』公式サイトより



そして舞台は「ワイルドスクリーンバロック」へ──

『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』 が2021年6月4日から公開中です。

前作からさらなる進化を遂げた、ミュージカル×アニメーションならではの演出とアクション魅力的な楽曲に彩られほとばしる、舞台少女たちの赤裸々で鮮烈な感情。120分間絶えず観客に莫大な熱量を浴びせかける、今まさに「映画館で見たい」作品です。

はてなブログでも当時話題となった2018年放送のTVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』が迎えた結末の、さらにその続きを描く本作。この特集では、はてなブロガーによる興奮に満ちた感想の数々をご紹介します。

以降で紹介する感想には「ネタバレ」的記述が多く含まれます。ご注意ください。


「なぜトマトなのか?」

negishiso.hatenablog.com

ねぎしそ id:negishiso さんは、観客の印象に強く残ったであろう「ワイルドスクリーンバロック」から「トマト」の謎、舞台少女たちが繰り広げた各レヴューや彼女たちの関係性に至るまで、15,000字に迫る大ボリュームで自らの考えを書き残しています。

「運命を成就させてしまったキャラクターは、そのあとに何事かをなしうるのか」

amberfeb.hatenablog.com

ちょっと尋常でない映画になっている」と語るねりま id:Amberfeb さん。観客を翻弄する変幻自在な展開や「馬鹿馬鹿しい」ガジェットの数々とは裏腹に、キャラクターに対し極めて誠実に向き合っているのが『劇場版スタァライト』だといいます。

「塔の頂上」から「無限に続く道の消失点」へ

xcloche.hateblo.jp

TVシリーズから一貫して登場し続ける「」のモチーフ。その変化と再解釈を通して、xcloche id:xcloche さんは『スタァライト』の変遷について分かりやすくまとめています。

「知ってるはずなのに、見たことない舞台」

act-revuedrive.hatenablog.com

本作は「余白だった『愛城華恋の物語』を埋める物語」だという TAWO id:CLV-301 さん。頻繁に立ち現れる「左右対称」の構図の中でともすれば異質な存在とも取れた主人公・愛城華恋を、シリーズ全体のテーマをも合わせて『劇場版』は見事に描き切っているといいます。

「僕はずっと”スタァライト”に、そういう異質さを求め続けてきたのだ」

lastbreath.hatenablog.com

見終わった感想は『ワケが分からねぇ……』『だが良かった……なぜだかは理解らねぇ……』というものでした」と語る Lastbreath id:Lastbreath さん。余韻と満足感たっぷりに『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を振り返るエントリーです。

「ご来場ありがとうございました」

qed495.hatenablog.com

ナグーチカ id:qed495-leavatain-scarlet さんは、公開初日から2日に渡って開催した「オタク座談会」のログをブログに残しています。会話形式で進む解釈と振り返りの中に新たな気付きがあるかもしれません。

【今回紹介したエントリー】


本特集で紹介した感想エントリーの一覧です。まとめて読みたい際にどうぞ。


【ネタバレ注意】劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト 考察 - 新薬史観

運命の成就、そのあとで——『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』感想 - 宇宙、日本、練馬

頂点から消失点へ:レヴュースタァライトにおける「塔」と遠近法 - セミになっちゃた

『劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト』まだあるだろう お前が燃やせるものは - アクト-レヴュードライブ

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 感想 - イマワノキワ

劇場版 少女☆歌劇スタァライト 感想座談会 - ひな百合手記



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話題のブログや、スタッフおすすめの記事、はてなブログの使い方をご紹介。インタビューや寄稿も随時掲載。「ブクマ数ランキング」「今週のお題」を定期更新しています。更新情報は以下でチェック!

 

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“スポ根”の歴史を塗り替えたバレーボール漫画『ハイキュー!!』、その完結に寄せて。


バレーボールはもっと面白いと証明しよう──



2020年7月、「週刊少年ジャンプ」に最終話が掲載され、8年半におよぶ連載に幕を下ろした青春バレーボール漫画『ハイキュー!!』。同年11月には最終45巻が発売されました。

高校時代はバレーボールに打ち込んだという作者・古舘春一さんが「バレーボールという競技の面白さを漫画で証明する」ことを1つの目的として掲げたという本作。読み手の心を強く打つ物語に加え、リアルなバレーボール競技の描写とそれを強調する躍動的な画面構成などが持ち味で、国内外・バレーボール経験の有無を問わず多くのファンを魅了。原作が完結した今でも、TVアニメや演劇・原画展など、さまざまな展開が継続中です。

スポーツ漫画の新たな金字塔を打ち立てた本作に、はてなブロガーがそれぞれの思いをつづっています。







以降、作品の内容に深く触れることがあります。ご注意ください。



『点』と『点』が繋がり『線』となる

dego98.hatenablog.com

各キャラクターの魅力や各試合のおもしろさはもちろん、ストーリー上の練習や試合、成長といったそれぞれの『点』と『点』が繋がり『線』となる様が、ハイキュー!!は特に優れていたように思う」と、漫画『ハイキュー!!』の魅力を語るでご id:dego98 さん。本作が単行本3冊にわたって丁寧に描き抜いた「それから」に、「そうそう、俺の見たかった『後日譚』はこれなんだ!」と思いをつづります。



日向翔陽は「小さな巨人」ではない

ikiumejapan.hatenablog.com

正解はひとつではない。一見すると地味に思えるものでも、確かな魅力と価値がある。それを教えてくれる人がきっと居る。そんなメッセージが響いている気がしました」とつづるid:ikiumejapan さん。連載の完結に際し、主人公・日向翔陽が抱いた「小さな巨人」という憧れから始まる『ハイキュー!!』の物語を、万感の思いで振り返ります。



及川徹という人物

roxieree.hatenablog.com

『ハイキュー!!』の登場人物・及川徹について、「挑むとか挑戦するなどという落ち着いた表現では間に合わない」と語る Roxie-ree id:roxieree さん。「果てしない挑戦を続ける人の姿はこういう風に人を熱狂させるのだと知った。こういう風に、次元の枠を超えて、世界の人を動かすことだってできる」と、セッター・及川徹のある「選択」について思いを寄せています。



ハイキュー!!展&聖地巡礼@仙台

miyabi-room.hatenablog.com

MIYABI id:miyabix2014 さんは、2020年9月19日~10月25日にかけてTFU ギャラリーミニモリで行われた原画展『ハイキュー!!展』に参加。展示を楽しんだ後、作中でも試合の舞台として使用されるなど『ハイキュー‼︎』の「聖地」として有名なカメイアリーナ仙台(旧・仙台市体育館)へ移動し、「聖地巡礼」の様子を紹介しています。



今季のVリーグは妖怪大戦争

huntermasa.hatenablog.com

実際の春高・インターハイやVリーグとのコラボなど、バレーボールという競技の普及・促進にも大きく貢献した『ハイキュー!!』。漫画・アニメ・演劇から実際のバレーボール競技まで、「全次元のバレーオタク」だというれんれん id:huntermasa さんが、原作完結後の2020年8月16日に行われたコラボマッチハイキュー×Vリーグ SPECIAL MATCHに寄せて、Vリーグとそこで活躍する選手たちの見所を力説するエントリーです。




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現在放送中のTVアニメ4期『ハイキュー!! TO THE TOP』や、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”ゴミ捨て場の決戦”、全国巡回が決定した原画展『ハイキュー!!展』など、これからも繋がり・広がる『ハイキュー!!』の世界。ぜひ触れて、感想をお寄せください。

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ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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  • 作者:古舘春一
  • 発売日: 2012/09/07
  • メディア: Kindle版

ハイキュー!! 45 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ハイキュー!! 45 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:古舘春一
  • 発売日: 2020/11/04
  • メディア: Kindle版

どの「ジブリ映画」が好き? スタジオジブリの作品を深く読み解く、考察と感想を集めました

千と千尋の神隠し [DVD]


「一生に一度は、映画館でジブリを。」

そんなキャッチコピーと共に、6月26日(金)から全国の劇場でスタジオジブリの長編作品『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』が上映中。また、8月14日(金)から日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、3週連続で『となりのトトロ』『コクリコ坂から』『借りぐらしのアリエッティ』がノーカットで放送されます。

この機会に、ジブリ映画に関するさまざまな「考察」や「感想」を読んでみませんか? 週刊はてなブログでは、読み応えのあるジブリ映画の感想をピックアップ! 誰かの意見を読んでから映画を観ることで、今までとはまた違った視点で作品を楽しめるかもしれません。

劇場での見どころを、「プロ」の視点から

映画館で映写の仕事に携わっている雨宮アチャ(id:achamiya)さん。スタジオジブリ作品の映画館での放映について、映写スタッフとしての視点から3つの観るべき理由を語っています。
achamiya.hatenablog.com

風立ちぬ(2013年)

風立ちぬ [DVD]

スタジオジブリの長編作品では初となる、実在の人物である航空技師「堀越二郎」がモデルとなった作品『風立ちぬ』。


「俺、宮崎駿の作品って、子どもの頃からひとつも好きじゃなかったんですけど、『風立ちぬ』はボロボロ泣きました」と語るじょーねつ(id:johnetsu-k)さん。宮崎駿監督が描いた「大人」について、これまでの作品を振り返りながら考察します。
johnetsu.hatenablog.jp

大野左紀子(id:ohnosakiko)さんは、本作について「”ほっこり感動系の泣けるイイ映画”ではない。もうやりたい放題」としながら、全編の感想と、特攻隊に配属されながらも生き延びたご自身の父親について語りました。
ohnosakiko.hatenablog.com

もののけ姫(1997年)

もののけ姫 [DVD]

構想16年、制作に3年がかかった超大作であり、公開当時に日本映画の興行記録を塗り替えた作品『もののけ姫』。


本作を「何度も観ている」というなまこ(id:namakozawa)さん。あらためて劇場で『もののけ姫』を観た感想と、本作のテーマや、作中に登場する「守り刀」について考察を述べています
namakozawa.hatenablog.com

大人になって初めて『もののけ姫』を鑑賞し、「この歳になってようやくいろんなことがわかりました」と語るトナカイ フサコ(id:i--o)さん。作品のラストシーンでアシタカがした選択について、理由を考察しています
www.fusakonoblog.com

崖の上のポニョ(2008年)

崖の上のポニョ [DVD]

さかなの子・ポニョと5歳の少年・宗介の物語を、すべて手書きで描いた作品『崖の上のポニョ』。


「もしかすると宮崎駿は、『言葉』での表現(説明)を捨て、『絵』もしくは『アニメーション』による表現(説明)に重点を移すようになったのではないか」。姫苺(id:himeichigo)さんは、本作で段階的に行われている「常識からの逸脱」に触れながら、そう考察しました。
himeichigo.hatenadiary.jp

千と千尋の神隠し(2001年)

千と千尋の神隠し [DVD]

“不思議の町”に迷い込んだ10歳の少女・千尋の冒険を描いた『千と千尋の神隠し』。第75回アカデミー賞にて長編アニメ映画賞を受賞し、公開から19年経った今でも日本歴代興行収入の第1位を飾っている作品です。


スタジオジブリの多くの作品について、ブログに感想を書いているピリア(id:philia0)さん。本作に登場する双子の姉妹・湯婆婆と銭婆の関係性について、「いやー、ゼニーバは怖いね」と細かく分析しています。
inspiration.hateblo.jp

コクリコ坂から(2011年)

コクリコ坂から [DVD]

1963年、横浜で暮らす女子高生・海と、少年少女たちを描いた『コクリコ坂から』。『ゲド戦記』に続く、宮崎吾朗監督の第2作目の作品です。


ヒロシヒロシコ(id:roshi02)さんは、2011年の劇場公開当時に書いた感想をブログに再掲しました。「僕は大好きです。断然支持します」と、鑑賞直後の熱い思いがつづられています。
www.hirosico.com

自分で考え、そして自分の信じるままに、旗を揚げ続けていられたら、それが美しいんだと思います」。コクリコ坂を2度鑑賞した村上とうふ(id:nomatterxxx)さんは、あらすじと共に本作の感想をブログにつづりました。
chi-cooks-everyday.hatenablog.com

魔女の宅急便(1989年)

魔女の宅急便 [DVD]

13歳の魔女・キキがさまざまな経験を積み、成長していく姿を描いた作品『魔女の宅急便』。


本作を何度も観ているという田島 メカ(id:p-maul)さんは、およそ9回目の鑑賞で「新たな気づき」があったそう。ラストシーンで「真の完成を見る」という、“キキのギブ・アンド・テイクの理論”について考察しています。
add-some.hatenablog.com

作品への熱い感想は、はてなブログへ!

時が経っても心に残る、スタジオジブリのアニメーション。あなたも、忘れられない作品への気持ちをブログにつづってみませんか?

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