2020年7月、「週刊少年ジャンプ」に最終話が掲載され、8年半におよぶ連載に幕を下ろした青春バレーボール漫画『ハイキュー!!』。同年11月には最終45巻が発売されました。
高校時代はバレーボールに打ち込んだという作者・古舘春一さんが「バレーボールという競技の面白さを漫画で証明する」ことを1つの目的として掲げたという本作。読み手の心を強く打つ物語に加え、リアルなバレーボール競技の描写とそれを強調する躍動的な画面構成などが持ち味で、国内外・バレーボール経験の有無を問わず多くのファンを魅了。原作が完結した今でも、TVアニメや演劇・原画展など、さまざまな展開が継続中です。
スポーツ漫画の新たな金字塔を打ち立てた本作に、はてなブロガーがそれぞれの思いをつづっています。
『点』と『点』が繋がり『線』となる
「各キャラクターの魅力や各試合のおもしろさはもちろん、ストーリー上の練習や試合、成長といったそれぞれの『点』と『点』が繋がり『線』となる様が、ハイキュー!!は特に優れていたように思う」と、漫画『ハイキュー!!』の魅力を語るでご id:dego98 さん。本作が単行本3冊にわたって丁寧に描き抜いた「それから」に、「そうそう、俺の見たかった『後日譚』はこれなんだ!」と思いをつづります。
日向翔陽は「小さな巨人」ではない
「正解はひとつではない。一見すると地味に思えるものでも、確かな魅力と価値がある。それを教えてくれる人がきっと居る。そんなメッセージが響いている気がしました」とつづるid:ikiumejapan さん。連載の完結に際し、主人公・日向翔陽が抱いた「小さな巨人」という憧れから始まる『ハイキュー!!』の物語を、万感の思いで振り返ります。
及川徹という人物
『ハイキュー!!』の登場人物・及川徹について、「挑むとか挑戦するなどという落ち着いた表現では間に合わない」と語る Roxie-ree id:roxieree さん。「果てしない挑戦を続ける人の姿はこういう風に人を熱狂させるのだと知った。こういう風に、次元の枠を超えて、世界の人を動かすことだってできる」と、セッター・及川徹のある「選択」について思いを寄せています。
ハイキュー!!展&聖地巡礼@仙台
MIYABI id:miyabix2014 さんは、2020年9月19日~10月25日にかけてTFU ギャラリーミニモリで行われた原画展『ハイキュー!!展』に参加。展示を楽しんだ後、作中でも試合の舞台として使用されるなど『ハイキュー‼︎』の「聖地」として有名なカメイアリーナ仙台(旧・仙台市体育館)へ移動し、「聖地巡礼」の様子を紹介しています。
今季のVリーグは妖怪大戦争
実際の春高・インターハイやVリーグとのコラボなど、バレーボールという競技の普及・促進にも大きく貢献した『ハイキュー!!』。漫画・アニメ・演劇から実際のバレーボール競技まで、「全次元のバレーオタク」だというれんれん id:huntermasa さんが、原作完結後の2020年8月16日に行われたコラボマッチハイキュー×Vリーグ SPECIAL MATCHに寄せて、Vリーグとそこで活躍する選手たちの見所を力説するエントリーです。
現在放送中のTVアニメ4期『ハイキュー!! TO THE TOP』や、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”ゴミ捨て場の決戦”、全国巡回が決定した原画展『ハイキュー!!展』など、これからも繋がり・広がる『ハイキュー!!』の世界。ぜひ触れて、感想をお寄せください。
- 作者:古舘春一
- 発売日: 2012/09/07
- メディア: Kindle版
- 作者:古舘春一
- 発売日: 2020/11/04
- メディア: Kindle版