「深夜アニメ的」「頭の中が読めるよう」……はてなブロガーたちの上半期ベスト本とは?

はてなブログでは毎週「今週のお題」を出題しています。今回は、2023年7月7日から2023年7月14日にかけて募集した、今週のお題上半期ベスト◯◯」に寄せられたエントリーから、週刊はてなブログ編集部がおすすめしたい記事をピックアップして紹介します。

今年も残り半分をとっくに過ぎてしまいましたね!

そんなタイミングで振り返りたいのが、2023年7月に募集したお題「上半期ベスト◯◯」です。

さまざまな投稿の中から、この記事では「上半期ベスト本」に関するエントリーを紹介します。はてなブロガーのみなさんは、今年どんな本を読んでいたのでしょうか。

引き続き厳しそうな猛暑ですが、涼しい喫茶店でアイスコーヒーでも飲みながら、本を読んでやり過ごしましょう!

「実に深夜アニメ的」だった『同志少女よ、敵を撃て』

なぜ俺はここまで集中して読むことになったのか。それは本書が実に深夜アニメ的であるためだ。

2023年上半期に読んで面白かった本5選 - 本しゃぶり

今年の上半期は58冊の本を読み終えた 骨しゃぶり(id:honeshabri)さん。中でも特に「集中」して一気に読んだ本の1冊として挙げているのが『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)です。

理由は、この小説が「実に深夜アニメ的であるため」であったため。「やり過ぎだろ」と思うほどの設定と展開に加えて、実在の狙撃手を題材にしたという着眼点にも感心したと語っています。

honeshabri.hatenablog.com


著者の頭の中が読める『世界は救えないけど豚の角煮は作れる』

著者の日常や頭の中を、動画を見ているような感じで読めるのがおもしろい。

2023年上半期に読んで面白かった本ベスト5 - すみなブログ

すみな(id:lsumina)さんが上半期ベストの1冊に挙げているのは『世界は救えないけど豚の角煮は作れる』(KADOKAWA)。YouTuber・にゃんたこさんによる初のエッセイ集です。

「著者の日常や頭の中を、動画を見ているような感じで読める」のがおもしろいのだとか。映像での表現とも共通する部分があるのでしょうか。

lsumina.hatenablog.com


『読んでいない本について堂々と語る方法』

みんなが読んでいる(と思われる)けど自分は読んでいない本を言い合うゲームとその顛末か、あと、著者が読んでいないのに「全然面白くない」とか評価している(作中作で実在しない本もあったり)のも、面白かったです。

2023上半期読んだ本ベスト5ぐらい - みそかす日記

「上半期ベスト5ぐらい」の中に『読んでいない本について堂々と語る方法』(ちくま学芸文庫)を挙げている id:misoka12 さん。ハウツー本のようなタイトルとはうらはらに「『読む』ってどういうことか、『本』についてなにか述べるとはどういうことか、について考える論考だった」とのこと。

最後に触れられている「みんなが読んでいる(と思われる)けど自分は読んでいない本を言い合うゲームとその顛末」が気になります。インパクトの大きいタイトルが掲げられている本書ですが、内容もまた興味深いです。

misoka12.hateblo.jp


ちなみに私が読んだ本の上半期ベストは、グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』(講談社)です。

外国語を獲得することで自らの内部と外部の両方が変わっていく様子が描かれていますが、読書を通じて似た体験ができたような気がします。

あとは古賀及子さんの日記エッセイ『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)も、読み終わるのが惜しいと思えるような読書体験でした。日記が書きたくなる本です!


今回紹介したのは、2023年7月7日から2023年7月14日にかけて募集した今週のお題上半期ベスト◯◯」に投稿されたエントリーの一部です。

新しい「今週のお題」にもエントリーが続々寄せられています。今週のお題、テーマはなんでしょう? ぜひチェックしてみてください。

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By まこまこまこっちゃん
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まこまこまこっちゃん

1994年大阪生まれ、京都在住。ライター・編集、バンド活動をしたり、川沿いでお茶を淹れたりしています。好きな犬は柴犬、好きな国はモンゴルです!