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違う階層<セカイ>を、生きていても。映画『あのこは貴族』の感想ブログを集めました。

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同じ空の下、私たちは違う階層<セカイ>を生きているーー。
東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子。20代後半になり、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、順風満帆に思えたのだが…。
一方、東京で働く美紀は富山生まれ。猛勉強の末に名門大学に入学し上京したが、学費が続かず、夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。幸一郎との大学の同期生であったことで、同じ東京で暮らしながら、別世界に生きる華子と出会うことになる。
2人の人生が交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく―。

映画『あのこは貴族』公式サイト ストーリーより

山内マリコさんの同名の小説を原作とした、岨手由貴子監督による映画『あのこは貴族』。

東京の裕福な家庭で育った華子(門脇麦さん)と、地方から上京してきた美紀(水原希子さん)。「東京」という街で、異なる環境を生きる2人が、自らの人生を切り拓く様子を描いています。

今回は、そんな映画『あのこは貴族』に寄せられた感想エントリーをご紹介します。

感想はいわゆる「ネタバレ」的な記載が多く登場します。ご注意ください。

「『移動』という極めて映画的なモチーフ」

news23.hatenadiary.org
yunomi(id:news23)さんは、本作のテーマに「階級」というものがあるとした上で、「その『階級』についても、岨手由貴子は『移動』という極めて映画的なモチーフを使って的確に表現している」と評しています。華子はタクシーを、美紀は自転車を使い移動することについて、「華子にとっての『移動』が目的地に着くまで潜り込まなければならない、外部から隔絶された孤独な時間であるのに対し、美紀にとってのそれは、自由で開かれた瞬間を生きる事そのものなのである」と語っています。


「東京が好きだと改めて考えた」

door-knock.hatenadiary.jp
ひとりの男性をめぐって引き合わされた二人が、彼を取り合った対決を選ばず、親友にもならず、たまに出会い、すれ違い、だからこそ勇気をもらえる話だった」とつづるのは、id:door_knockさんです。「『憧れ』や『都市』の象徴のように語られることの多い東京だけど、わたしが好きなのは、色んな階層や色んな文化層が背景にあることを無言のまま了承しあいながら東京で暮らす人の距離感だ」と東京への思いを書いています。


「東京という街が第3の主人公とすら言える気がする」

tea-rwb.hatenablog.com
キャスティングについて、「高階層の方の主人公華子を演じるのが門脇麦で、上京組の主人公美紀を担うのが水原希子。おっと、逆では?という印象を持たせうるキャスティングなんですけど、映画を見たらそうかこれが正解だったのかと膝を打つから素晴らしい」と感じた抹茶マラカス(id:tea_rwB)さん。「一見すると東京って嫌ね、みたいな話になっちゃいそうなんですが、美紀も言ってるように、実は東京に限った話じゃないんですよね」とまとめています。

終わりに

映画『あのこは貴族』の感想エントリーはいかがでしたか?

ぜひ、あなたもブログに感想を書いてみてください。

あのこは貴族 (集英社文庫)

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