やべぇカッコいい写真が見てぇ
こんにちは。はてな編集部の田坂です。
最近実家に帰省した際に、荷物を整理していたところ発掘された小学生時代の文集。怖いモノ見たさに近い感覚で読み返すと、報道写真家のロバート・キャパ*1への憧れと、「将来『マグナム・フォト*2』においらは入るんだ!」という無知な少年の衝動的な夢が書き殴ってあったんです。20年近く全く思い出すことがなかった過去の自分の想いにいくばくかの可愛さと、致死量に近い小っ恥ずかしさに悶えましたね。
さて、かような夢は記憶の片隅にも残っていませんでしたが、「写真や映像を見ること」は子供のころからずっと好きでした。文字を読むのが苦手だったこともあり、テキストよりも感覚的に瞬時に脳が「やばい!」「すごい!」となる(と感じる)写真や映像に魅せられたのでしょう。撮る人に憧れもしましたが、どうにもセンスがなくもっぱらの見る専です。著名なカメラマンの作品を美術館で鑑賞することはもちろん好きですが、インスタよろしく、今日ではさまざまなSNSで心奪われる写真を目にする機会も増えました。無名の誰かの好きが高じて記録し続けている写真、その道のプロ(スポーツカメラマンや報道カメラマンなど)が撮る躍動感のある写真に日々心ときめいております。
もちろんテキスト中心と思われがちな「はてなブログ」にも写真中心のエントリーを上げているブログは多数あります。「やべぇ!めちゃくちゃカッコいい!」と私の語彙なき感想が漏れてしまう、心ときめく写真を上げているブログをいくつか紹介したいと思います。
轟音が聞こえる写真
「デカくて動くもの」が大好きだったあの頃の気持ちは大人になったって不滅!今でもテンションが上がるし、ときめいてしまいます。「ただいま鉄道写真スキャン中」のmatuno kuraさんは、昭和に活躍した鉄道を中心に画像で紹介するブログを長年続けています。ご自身でも撮影されていますが、フィルムなどで撮影された膨大な機関車の写真について許可を取ってデータ化した上で掲載しており、貴重な車両の写真を令和の時代でも拝むことができます。
現在はその勇姿を見ることができない車両の数々。
その現役時代を捉えた写真からは、色あせない武骨な力強さと美しい艶やかさがありありと伝わり、思わず「カッコいい……」となるはず。もう二度と走ることもない蒸気機関車の写真からは、今にも汽笛を轟かせ、走り出すような気概と不滅のカッコよさを感じることができます。
デカい機械は無論カッコいい
蒸気機関車に続き、デカくて動くものでテンションが上がるのは重機。ちょっとニッチなジャンルである建機(建設機械)・重機カメラマンの池田智さんが運営する「Satosee!Link 建機・重機専門カメラマン」では建機愛あふれる写真が登場しています。
デカくてカッコいいを体現する重機。これを誰かが作っていると想像するとワクワクします。
見たことのない建機・重機の写真はただただ「すごい!」の一言。こうして見ると細かい管や機器が見え、繊細な一面も垣間見えるのも面白いです。
人間の身体ってすごい!
スポーツカメラマンの田中慎一郎さんは「アルペンスキー撮影記」でアルペンスキーに関する情報を伝えています。
えげつない角度の斜面を最高速度120km/hもの速さで滑り降りる「滑降(ダウンヒル)」、急勾配の中に細かいカーブが設定されたコースを素早く完璧に曲がりながらタイムを競う「回転(スラローム)」などアルペンスキー競技にはいくつか種類があるそう。
超高速に移動する被写体を収めるだけでも一苦労だと想像しますが、その一瞬を逃さない技術たるや。
人ってこんな角度で立ってられるのか?と思うくらいの一枚。アスリートが躍動する身体は見る人を圧倒させる力があるなぁとまざまざと感じてしまいます。一瞬を切り取った写真ですが、アスリートの努力や熱意までが見えてくるような気がしますね。
嘘みたいに美しいトンボ
30数年間生きていて、トンボがこんなにカッコいい存在だとは「蜻蛉と蟷螂」を見るまで知りませんでした。淡月さんが撮影した写真は、トンボが息をのむような美しい昆虫だと教えてくれます。
到底人間には生み出すことできない、ため息が出ちゃうほど美しい色を纏ったトンボ。飛ぶ姿もむちゃくちゃカッコいい。
自分の目で捉えることができない世界を見ることができる驚きと喜び。こんなにも綺麗な生き物がいるという感動を教えていただき感謝しております。
テキストで説明するよりも一枚の写真が、その魅力やカッコよさを雄弁に語ってくれることもあります。あなたが知っているその分野の魅力を写真で伝えみませんか?あなたが撮影した心惹かれる一枚をぜひはてなブログに投稿してみてください。InstagramのURLを貼るだけでも簡単に投稿できますよ!
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*1:20世紀を代表する報道(戦争)カメラマン。代表作「崩れ落ちる兵士」を見て度肝を抜かれた少年は書いている
*2:ロバート・キャパらによって組織された世界最高峰の報道カメラマン集団。世界を代表する著名なカメラマンが所属
田坂
何でもやります。