今年観たい映画!アカデミー賞受賞8作品を紹介する、映画好きブロガーたちのレビュー・考察をまとめました

2020年2月10日(日本時間)にロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われた、第92回アカデミー賞授賞式!🏆

栄えある4冠に輝いたのは、ポン・ジュノ監督が手がけた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。非英語圏初の作品賞を獲得し、授賞式は大きく盛り上がりを見せました。

本記事では、受賞作の中から気になる8作品を紹介しつつ、作品の魅力がもっとわかる映画好きブロガーの感想・考察記事をピックアップ! はてなブログに大勢いる映画好きの記事を読んで、このビッグウェーブに乗ってみませんか?

感想はいわゆる「ネタバレ」的な記載が多く登場する場合があります。ご注意ください。

作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞『パラサイト 半地下の家族』

Parasite

「半地下の住宅」と「丘の上の邸宅」、対照的な2つの場所に住む家族たちにスポットをあて、韓国の格差社会をまざまざと描き出した『パラサイト 半地下の家族』。昨年のカンヌ国際映画祭で、アジア映画初のパルムドール(最高賞)を受賞した本作は、今回のアカデミー賞では非英語圏の作品として初の作品賞受賞、そして最多4冠の快挙を遂げました。

ダレることなく突っ走って鑑賞出来た」と語るのは、映画記事を中心にブログを書いているだいふく(id:daifuku_chan)さん。鑑賞前に読みたい、ネタバレなしのあらすじとレビューです。
www.daifuku.blog

また、映画好きによる『パラサイト 半地下の家族』への感想・考察を集めたこちらの記事もどうぞ! はてなブロガーたちの豊かな解釈を、ぜひご覧ください。
blog.hatenablog.com

録音賞・撮影賞・視覚効果賞『1917 命をかけた伝令』

1917

第一次世界大戦で、ある重要な任務を与えられた2人のイギリス人兵士を描く、『1917 命をかけた伝令』。全編を通してワンカットに見えるよう制作された本作は、視覚効果賞などの3部門を受賞しました。2020年2月14日の公開から半月ほどたちますが、早くも話題を呼んでいるようです。

シネマノドン(id:reviewshow)さんは、 この作品のあらすじとレビューをわかりやすく、ネタバレなしで紹介しています。
www.cinemanodon.com

「わたしは観てよかったと思います。」と書いたのは、めがねたまご(id:meganetamago)さん。緊張のシーンが連続するはずの本作に、「どこか牧歌的な雰囲気」を感じとったのだとか。
www.meganetamago.com

主演男優賞・作曲賞『ジョーカー』

Joker (Original Motion Picture Soundtrack)

「バットマン」シリーズで最大にして最凶の宿敵といわれる“ジョーカー”の誕生を描いた映画『ジョーカー』で主演男優賞を獲得したのは、ホアキン・フェニックス。なんと、撮影中は23キロものハードな減量に挑んでジョーカーを演じ切ったんだとか! また、本作では、アイスランド出身のチェロ奏者で作曲家のヒドゥル・グドナドッティルも、女性単独受賞として史上初の作曲賞を受賞しています。

映画を中心にブログを書いているfpd(id:fpd)さん。『ジョーカー』のあらすじと見どころを、本編未視聴の方にもわかりやすく紹介しています。
fpd.hatenablog.com

また、『ジョーカー』に寄せられたアツい感想や考察を集めたこちらの記事もどうぞ! もっと本作への理解を深めたい方は、ぜひお読みください。
blog.hatenablog.com

長編アニメ映画賞『トイ・ストーリー4』

トイ・ストーリー4 (オリジナル・サウンドトラック)

前作『トイ・ストーリー3』(2010年)に続いて長編アニメーション賞を受賞したのは、ディズニー/ピクサー制作による『トイ・ストーリー4』。シリーズ第1作目では子供だったアンディが大学生にまで成長した本作は、子どもたちのみならず、アンディとともにおもちゃを手放しながら成長してきた20代以上の大人世代の胸にも大きく響きました。ジョシュ・クーリー初の長編監督作です。

『オモチャ』は私たちの成長を見届けた後、役目を終えたからどこか新しい場所に去ったのだと。それはなんと夢があることだろうか」と語るのは、社畜のよーだ(id:Shachiku) さん。これまでのシリーズ作品を振り返りながら、『トイ・ストーリー4』を鑑賞して得られた「答え」について考察します。
www.shachikudayo.com

こんな感情を味わったことは、この三十年ほどの人生において、初めてのことかもしれない」とするのは、結騎 了(id:slinky_dog_s11)さん。本作のエンドロールを観ながら味わった複雑な思いを、丁寧につづったレビューです。
www.jigowatt121.com

メーキャップ・ヘアスタイリング賞『スキャンダル』

2016年にアメリカのテレビ局FOXニュースで起こったセクシャルハラスメントの裏側を描いた『スキャンダル』。日本では2020年2月21日公開の本作では、シャーリーズ・セロンから特殊メイクの指名を受けた京都市出身のカズ・ヒロさんが、メーキャップ・ヘアスタイリング賞で2度目の受賞を果たしました。

シャーリーズ・セロンの化けっぷりが本当にすごかった!」とつづるのは、ひと足早く劇場で観賞してきたという id:overseatranslator さん。本作の感想と、鳥肌が立ったポイントを紹介しています。
overseatranslator.hatenablog.com

助演男優賞・美術賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

助演男優賞と美術賞を獲得したのは、1969年に実際に起きた「シャロン・テート殺害事件」をベースとし、当時のハリウッドを映画愛たっぷりに描き出した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。長編10作目をもって映画監督からの引退を公言しているクエンティン・タランティーノ監督の、第9作目となる本作。ブラッド・ピットが8年ぶり、4度目のノミネートで、俳優として初めてのオスカー獲得を果たしました!

クエンティン・タランティーノのビッグファンである」と自称するのはふかづめ(id:hukadume7272)さん。劇中で引用されているポップカルチャーから、「マンソン・ファミリー」の解説まで、読み応えたっぷりな記事です。
hukadume7272.hatenablog.com

もうひとつ濃密なレビューを書いたのは、タランティーノについて「殆どずっと信者状態のファンだった」と語る id:gock221B さん。シーンのひとつひとつを、感想を交えながらじっくりと振り返ります。観賞後にこそ読みたいレビュー。
gock221b.hatenablog.com

主演女優賞『ジュディ 虹の彼方に』

47歳という若さでこの世を去った伝説のミュージカル女優、ジュディ・ガーランドの波乱の人生を描いた『ジュディ 虹の彼方に』では、主演のレネー・ゼルウィガーが主演女優賞を獲得しました。本作で、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門、放送映画批評家協会賞、英国アカデミー賞など、主要なアワードの主演女優賞を独占したレネー・ゼルヴィガー。日本では2020年3月6日に公開予定です。

ソバヤ (id:ruthetting)さんは、モデルとなったジュディ・ガーランドの全盛期の活躍を、実際の動画を交えて振り返ります。映画を観る前にぜひチェックしておきたい記事です。
www.ruth-etting.com

助演女優賞『マリッジ・ストーリー』

すれ違う結婚生活から、離婚に向かっていく夫婦の姿を描いた『マリッジ・ストーリー』では、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公の敏腕弁護士「ノア」として出演したローラ・ダーンが、助演女優賞を獲得しました。今回のアカデミー賞で、『アイリッシュマン』など計8作品・24部門もノミネートされたNetflixが制作したこの作品。動画配信サービスの勢いは、止まるところを知らないようです。

本作を、「いろいろな感情をならしてしまうことなく、それでいて悲しさにフォーカスするということができている」と評するのは id:mttnysk さん。この映画を愛する理由をブログにつづります。
mttnysk.hatenablog.com


まだまだ読みたい、アカデミー賞を語ったはてなブログ

今年もとにかく白熱した、第92回アカデミー賞! はてなブログのトピックにも、はてなブロガーたちの記事が続々と集まっています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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