2021年1月29日より公開中の映画『花束みたいな恋をした』。『カルテット』など人気ドラマを手掛けた坂元裕二が脚本を担当した今作は、今をときめく人気俳優による王道の恋愛映画……のようで、「普段は恋愛映画なんて見ない」という人々をも魅了する新時代のラブストーリーとして話題を呼んでいます。
はてなブログにも『花束みたいな恋をした』についてさまざまな立場から語る投稿が数多く寄せられています。今回はその中からブログをピックアップしていきます。
これ、私たちのことじゃん。今現在生きてる人たちにそう思ってもらうことに極振りしてるような映画
はじめたての恋って、さらに自分が大切にしてるものをわかってくれる人との恋って、本当にきらきらしている。それこそ、摘みたてのお花みたいにみずみずしくてむせかえる豊かな香りがするような。
主人公の絹と麦、その二人の恋愛を描いた『花束みたいな恋をした』について、たいちゃん(id:ssL)さんは、「特別なことはなんにもない」一方で、だからこそ「心に突き刺さる」のだ、と語っています。
5年間を共に過ごした二人がいなかったみたいだった
わたしも観に行った。誰かと付き合ったこと、ないけど。恋も、したことないけど。
まだ恋をしたことがないという id:Olll99 さんは、2時間にわたり絹と麦、そして二人の関係にのめり込んだ結果、最後に残ったいくつかの「不思議」についてつづっています。
ふたりの暮らしを考えていきたいところです
就職した先での仕事というのは、「やる気を見せると仕事を任される(おそらく給料もちょっとだけ上がる)」というふうに(相対的に)できており、やれば相場の金とそれなりの評価がもらえることそれ自体が、麦の自尊心を回復してくれたのではないでしょうか。
ライターのアオヤギミホコ (id:ao8l22)さんは絹と麦の生活の様子から、彼らを取り巻く「お金の事情」を逆算し、書籍『格差は心を壊す 比較という呪縛』(東洋経済新報社)を引き合いに、麦の性格の変容について考察しています。
とにかく一部始終、ずっとシンボル
ここ数年、僕はなんでもかんでも理由を求めたがる。
id:tel_z さんは、「僕」と「彼女」の関係を想起しながら『花束みたいな恋をした』について感想を述べ、銭湯で温まった身体が行き着いた「灰色の今」に自分ができることについて思いをはせています。
先週、『花束みたいな恋をした』で舌を噛んできた
rasuno-nibannsennji.hatenablog.com
余韻を楽しみ和やかに話しながら出ていく人とは対照に、顔を隠しながら小走りで出ていったお兄さんは私の同類だと思う。
らす (id:rasuno_nibannsennji)さんは、映画館で涙を止める方法を実践しながら今作を見たそう。「観る前・観ている間・観終わった後」で変化したという感想を記録しています。
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あなたの目線から『花束みたいな恋』を語ってみませんか?