柴田聡子『雑感』の歌詞は「くるくると話題が変わる」? 心を動かされたはてなブロガーが、その思いを語ります

2021年10月6日にリリースされた柴田聡子さんの新曲『雑感』。

昨年6月に作られたというこの曲は、淡々としているようで情熱的なアンサンブルに乗せて歌われる、一見まとまりのないように思える歌詞の連なりが印象的です。

はてなブログにも、この曲の歌詞について語るエントリーが数多く寄せられました。

共感してほしいけどしてほしくない、ほどよく重ねて考えてくれるようなものだったらなんだか嬉しい。

juno.hatenadiary.jp

私も聞いた人があ、ここって自分に似てるな思えるような歌詞をかけていたらいいなと思う。書けるようになりたいのではなくて、そうであってほしいなという希望。共感してほしいけどしてほしくない、ほどよく重ねて考えてくれるようなものだったらなんだか嬉しい。

「音楽を作り始めて十年くらい経つ」という 環(id:ddtmk)さん。『雑感』の歌詞に自分と重なる部分を感じたことから、自身が書く歌詞についても考えます。創作活動を振り返りながら「わかりあえない奴ら」について考えていた文章は、「わかりあいたいと思ったっていいじゃんね」と着地します。

「天」空を見ながら「点々」と星があるから、年金が「天」引かれていることを思い出したのではないか。

izumishiyou.hatenablog.com

こういった言葉に通底する、日々の暮らしへの不安や不満と、車を運転するように自分で自分をコントロールできるという自己肯定感と。そんななんやかやがない混ぜになっているところに感動する。

「くるくると話題の変わる歌詞だなあと感じていた」という みず いし うみ (id:iz89)さんは、何度も曲を聴くうちに「そこに一つのつながりがあるような気がして」きたといいます。特に終盤の歌詞のつながりに言及し、その心地よさを語ります。

同じ時代に生きれることを、もっと大げさに喜んだほうがいいのかもしれない。

kashiwajun.hatenablog.com

いろんなレイヤーのテーマが、「雑感」としか言えないようなとりとめのない言葉の連なりに詰まっていて、でも確かな詩情を持って歌詞として成立している。

10月に聴いた音楽や見た映画を記録する かしわじゅん(id:kashiwajun)さん。「柴田聡子という作詞家と同じ時代に生きれることを、もっと大げさに喜んだほうがいいのかもしれない」と、その衝撃を表現しました。

今回紹介した記事

雑感を聴きながら、雑感 - my lips are sealed
最近のこと - Nu blog
2021年10月の記録 - 思うことはいつも

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熱の入った感想を読んだあとは、同じ楽曲にも違った印象を持つかもしれません。

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