「純粋に日々の日記をつづるブログ」で「純日記」
こんにちは、週刊はてなブログ編集部の藤沢智子です。
「編集部の気になったブログ」、初回は自分が好んでよく読むブログのジャンルについてご紹介したいと思い、テーマを「純日記」としました。
週ブロ編集部では、純粋に日々の日記をつづるブログのこと、要は日記ブログのことを指してそう呼んでいますが、調べてみたところ「純日記」という明確な単語は存在しないようです。しかし週ブロ編集部では「純日記」をブログのひとつのカテゴリとして大事に扱っています。
純日記の魅力は、人の生活や感情を垣間見て、自分以外の誰かの日常や人生を味わうことができるようなエモさじゃないでしょうか。日々の中にはいいことばかりではないですし、時として日記にはネガティブなことや感情の吐露も書かれることもあります。でもそれがいい。文章が流暢でなくても、いいことばかり書かれていなくても「知らない人の日記をただ読む」という面白さは、好きな人にはきっとわかってもらえるものだと思います!
さて、前置きが長くなりましたが早速、わたしがいつも楽しく読ませていただいている純日記のいくつかをご紹介します。
Somewhere in the world
人の日記は読むの好きだけど、全然日記更新してなくてごめんなさいの気持ち。
Diary : Nov 17 - Somewhere in the world
冒頭の「人の日記を読むのは好きだけど」、に同じ気持ちの人がいた!とうれしくなりました。「1ヶ月単位で買うコンタクトと定期が切れた時に時の流れの速さを実感するけど、」も同様に、思わず「(時の流れの速さを定期的に購入するもので実感するの)わかる!」と声をあげたくなってしまう。そういったふとしたことでも、自分も同じように感じることが他の人の日常の中にあることが知れるのは楽しいです。
crybabyaya.hatenablog.com
淀みに浮かぶ泡沫は
今日の晩はフライで,妹と父と衣付けを手伝いました.
日記 - 淀みに浮かぶ泡沫は
自分は社会人ですが、文章を読みながら大学生の日常を体験しているような気持ちになっています。ひとつは短くとも毎日淡々と継続されているので日々の変化が垣間見れるところ、「それではまた.」といつも同じ締め言葉が添えられているところも好きです。いつか大学を卒業して、また別の道を歩み始めたいつか、このブログを見返してこの瑞々しい日々を思い出して欲しいなと思います。
math-shiro.hatenablog.com
緑のコトノハ
父と彼の共通点はあるとすれば多趣味、かもしれない。
2022/03/17 - 緑のコトノハ
同じ日記を読み続けていると、日記に登場する人々に対して、まるで前から知っていたような、自分の知り合いだったような、そんなどこか親しみを感じ始めてしまいます。こちらの日記で登場する「彼」や「ご家族」に対しても、ついそう思ってしまうのです。率直な気持ちの吐露、日常のディティールまで書かれた日記で、まるで映画を観ているような、また別の人生も味わっているような、そんな気持ちにさせてもらっています。
midokoto.hatenablog.com
notanote
購入品はこんな感じ
日常記録 購入品と晩ご飯と映画 - notanote
実用性しかないなあ‥‥
キラキラな爆買いしたいなあ
買ったものや趣味で楽しんだものを中心に毎日がつづられている、今月始められたばかりのこちらのブログ。キラキラな爆買いしたい、とのことですが、おうち時間の様子や、購入した日用品やお菓子の写真、十分楽しませてもらっています!それにしても他の人の購入したものの写真ってものすごく興味深く見てしまいます。共感してくれる方はいますか?笑
nota-nota.hatenablog.com
ほしの墓標
今日はな〜んにもやる気が起きない。
夢、無、む〜(2022年3月21日の日記) - ほしの墓標
な〜んにもやる気が起きなかった日でも、それをつづっていけるのが日記ブログのいいところ。「じゃがポックルとジャガビーの食べ比べ」のような、誰かの日常の中にあるちょっとしたお楽しみが読めるのも純日記の魅力のひとつ。ちなみに、じゃがポックルとジャガビーの食べ比べはわたしもやったことがありますが、同じくじゃがポックルかもと思った派です。
hoshi0921.hatenablog.com
純日記ははてなブログのカルチャーである
いつも楽しく日常をのぞかせていただいているブログをご紹介しました。
何気ない日々でも、今日と同じ日は絶対にないはず。毎日をつづっていき、ふとした時に振り返って読み返してみると面白いものです。はてなブログの前身であるはてなダイアリー時代からこのような純日記は多く存在しており、はてなブログのカルチャーの一部と言っても良いと思います。Twitterでも同様の内容を書くこと・読むことはできますが、ブログに日記として書き続けてもらえるのはとてもうれしいことです。
すでに純日記を書いている方は、ぜひタグ機能で「#日記」や「#純日記」のタグをつけてみてください。同じく純日記を書いているブログ仲間が見つかるかもしれません。
もしこの記事の中で紹介させていただいた中で「ひっそりと書いていたかったのに……」という方がいらっしゃいましたら、対応させていただきますので、お手数ですがご連絡ください。また「こんな純日記もあるよ」や「自分も純日記を書いているよ」という方は、ぜひこちらのフォームより週ブロ編集部・藤沢までお知らせください。楽しく読ませていただきます。
藤沢智子
週刊はてなブログ編集部所属。東京在住。エッセイや日記を好んで読みます。好きな日記は、よしもとばなな『yoshimotobanana.comシリーズ』、植本一子『かなわない』『家族最後の日』、板尾創路『板尾日記』など。