大きな成功を収めた企業はどのような取り組みをしているのか、その秘密に迫る書籍『ユニコーン企業のひみつ Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』が話題になっています。
ユニコーン企業とは、「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テック企業」の4つの要素を併せ持つ企業のことを指します。
今作は、音楽配信サービス「Spotify」でアジャイルコーチを務めていた著者のジョナサン・ラスムッソンが自身の経験をもとに短期間で大規模な成果を上げるためのテクニックをまとめたもの。
「デリバリープロセスやプロダクト組織自体を改善したいエンジニアやマネージャー、経営リーダー必携の一冊」ということもあり、はてなブログでも多数の感想記事が投稿されています。今回はその中から注目の感想記事をピックアップしてご紹介します!
企業の文化を変えなきゃダメだよね
Spofityモデルの話をベースにしているけど、どちらかというと"テック企業になるためには文化を作っていかなくてはいけないんだよ"というメッセージが書いてあるように思えた
「スクラムとかアジャイルとかあまり詳しくない」というsugamasao (id:seiunsky)さんは自身の読書メモを紹介しつつ、分かりやすく『ユニコーン企業のひみつ』の内容をまとめ、感想を残しています。
試行錯誤の上に到達した組織のモデル・マインドセット
アルバイトマッチングサービスの「タイミー」のCTO・かめいけ(id:timee_dev)さんは、「エンジニア・ビジネスパーソン」「技術責任者」「経営者やマネージャー」という立場別に『ユニコーン企業のひみつ』を読んでほしい理由を挙げつつ、今作の内容をどのように「タイミー」のサービスに生かすのか、という応用にも触れています。
なぜスクラムがこれだけ受け入れられているか
そんなわけで、世界的に見ても今の主流はスクラムだという点は紛れもない事実のように思われます。
「ユニコーン企業ではスクラムをやっていない」という一文に衝撃を受けたという野川の側(id:nogawanogawa)さん。テック企業におけるスクラムの立ち位置についてあらためて整理しつつ、今作を取り上げています。
翻訳者、レビュワー……刊行に関わった方々によるガイドや感想記事
手ごわい仕事に向かうにあたってのヒントとなる1冊
VRゴーグルをつけて、いざユニコーンの住む世界へ。深刻になり過ぎずに楽しく読んでいただけたら幸いです。
今作の翻訳者の一人、島田浩二 (id:snoozer-05)さんもブログで今作について紹介しています。「ユニコーン企業のひみつ」はどこから読み取れるのか、今作を読む前のブックガイドとしても読んでいただきたい記事です。
この一冊は私の宝物になりました
この本は、読み始めるととてもワクワクします。語り口調で親近感が沸くし、絵が多く表現が面白いのです。
今作にレビュワーとして関わったという いづ (id:izumii-19)さんは、「読者」「レビュワー」という二つの視点から感想を残しています。
今回紹介した記事の一覧
編集部が気になった記事
ここからは、紹介しきれなかった『ユニコーン企業のひみつ Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』についての記事の一部をピックアップしてお届けします。
- 「ユニコーン企業のひみつ」を読んで考えたこと - tuneの日記
- 「ユニコーン企業のひみつ」を読んだ - @hihihiroroのLog
- 『ユニコーン企業のひみつ』を読んだけど、ひみつは書かれてたっけ?と思ってしまった - Magnolia Tech
- ジョナサン・ラスマセン 『ユニコーン企業のひみつ: Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』 - sekibang 3.0
ぜひ皆さんも、『ユニコーン企業のひみつ Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』を読んで、感想を記事にしてみてください。
ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方
- 作者:Jonathan Rasmusson
- 発売日: 2021/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)