フミコフミオさん『神・文章術』刊行。「書きたいという気持ちが起こったら、深く考えずに勢いで書いてしまおう」

※キャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

ブログ「Everything you've ever Dreamed」のフミコフミオ(id:Delete_All)さんによる著書第2弾『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』が2021年12月に刊行されました。これに合わせ、フミコフミオさんに本作への思いを寄せていただきました。記事末には抽選で10名様に書籍が当たるプレゼントのお知らせもあります!

この記事は、はてな×KADOKAWAの「ブログ書籍化プロジェクト」で出版される書籍のプロモーション記事です。

「書こう!」という気持ちが沸き起ったらストレートに書くようにすること

こんにちは。フミコフミオです。去る12月16日にKADOKAWAさんより『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』という本を出しました。ブロガーである僕がブログ生活のなかで身に付けた「書くことスキル」と「書くことによって人生をより良いものにするコツ」のすべて入れた文章術の本です。

本作を執筆するにあたって念頭に置いたのは、書くという体験自体の楽しさを伝えること。書くことは楽しい。その一方でハードルがあるのも事実。だから僕自身がどうやってそのハードルを越えて書き続けてきたのか、後からやってくる人たちのために、ハードルの高さを調整して下げるつもりで本書を書いた。

たとえば僕はブログを書いただけで単調な会社員生活が一変した。仕事や上司への不満。将来への不安。人生における悩み。日常の小さな善きこと。書いたことはつまらないことばかりだ。だが、書かなかったらつまらないことは忘却されて流れていくだけだ。塵も積もれば山となるは数少ない真理である。書けば、つまらないものであっても蓄積されて、財産になる。実際、僕はつまらない日常を書いてきただけだ。「つまらないこと書いているなよ」と心優しい読者からしばしばコメントされるが、本当につまらないことを書いているのだから仕方がない。

だが、つまらない日常の出来事を書いただけで思考や感情が整理され、満たされた。その結果、こうして著作を出版しこのような場所で文章を書いている。すべて、書くことから始まっている。「書け!」と強制はしない。書くは自発的な行為だからだ。書きたいという気持ちが行動に移してくれるのを見守ることしかできない。そのうえで、「書くことはいいことばかりですよ」と控え目にセールスしつつ、「スポーツジムに通ったり、芸術を習ったりするよりもはるかに手軽ですよ」と比較商法でやんわり売り込むのが営業マンである僕の流儀である。

正直にいって書くことは多少時間と手間がかかる。頭も使う。仕事を終えたあとで書くとなるとかったるい。加えて、書くことの楽しさはごく個人的なもので、「100連ガチャが無料!すげえこれで最強のデッキが作れる」的な、わかりやすい楽しさではない。一方で利点がないと受け入れてもらえないのも理解している。だからあえて「書くことは楽しいから皆もやろう」「こうすれば書けるようになる」という説法に加えて、「仕事に役立つ」「人生が変わる」といった現実的な利点について、僕の経験にもとづいて書いてある。

もうひとつこだわったのは再現性。なるべく具体例を挙げて書くとともに、読者各位が再現できるようにしてある。細かい技術ではなく、書くことに対する姿勢のつくり方、書くものを自分の中に構築する方法について頁を割いている。細かい技術を積み重ねていく方法もあるが、細かい技術にとらわれると、そこにフォーカスしすぎてしまうという弊害がある。せっかく書くことのハードルを「どーん」と下げてようとしているのに、ちまちまと細かい技術の話をするのは、コースの上に小石をばらまくようなものである。細かい技術やルールは後回しでいい。とにかく書くこと。そして書くことを通じて得られるものを体験すること。それらを積み重ねていくことが継続のコツなのだ。

つまり、書くことを中心にしたサイクルを作り上げてしまって、細かいことは後から考える。サイクルさえ構築してしまえば、書く際に直面するであろう、あらゆる問題、たとえば技術的な問題や「飽き」という気持ちの問題は簡単に乗り越えられる。作家ではない一般人の僕が書き続けてこられた経験が保証する。

詳しくは本を読んでいただくとして、僕が声を大にして言いたいのは、「書きたいという気持ちが起こったら、深く考えずに勢いで書いてしまおう」ということ。さあ書こう。道具は?どこで?どうやって?何を?迷ったらすぐにネットで検索して調べてしまう。「書こう!」なんて考える人は基本的には真面目な人が多い。その真面目さが災いして事前準備をきっちりやってしまうのだ。それが近道だと思うから。だが事前調査は書くことへのハードルを高めてしまいかねない危険性があるから避けよう。

「書こう!」という気持ちが沸き起ったらストレートに書くようにすること。『神・文章術』がその気持ちを爆発させて書き始めることの助けになってくれればこの上ない喜びである。最後になりますが、書きたいという気持ちが起こったら、はてなブログでストレートに書き始めると良いと思う。今の僕があるのは、2003年の年末に「はてな」のアカウントを作ったときにはじまったのだから。最後は宣伝のようになってしまったがフミコフミオは義理深い男なのである。ではまた。(所要時間27分)

この記事をお読みいただいた方の中から抽選で10名様に、この記事でご紹介した『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』をプレゼントします。以下の応募要項をご覧いただき、ぜひご応募ください。たくさんのご応募、お待ちしています!

応募要項

応募期間 2022年1月17日(月)~2022年1月23日(日)23:59
賞品・当選者数 『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』10名様
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抽選と発表 応募期間終了後に厳正な抽選を行い、当選者には、はてな(support@hatena.zendesk.com)から登録メールアドレス宛てにご連絡します。取得した情報は本賞品送付用途以外には使用いたしません。なお、送付先は国内に限らせていただきます。

※最近、当選のお知らせメールに返信がなく、当選が無効となるケースが多発しております。ご応募の際は登録メールアドレスのご確認をお願いします。

※この記事は以下の取り組みで出版された本の紹介記事です

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編集:週刊はてなブログ編集部

追記

公開時の内容に一部誤りがありました。2022年1月20日16時58分に当該箇所を修正しました。ご指摘いただいたユーザーの皆さま、ありがとうございました。