自分を必要以上に過小評価しないで、「コミュニケーションを頑張る」。

毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「自分を必要以上に過小評価しない」をテーマに記事を紹介します。

しかし少なくとも社会で働く上で 自分の能力を適切に評価する ことは自分にとっても会社にとっても重要なことだ。

自分を必要以上に過小評価することは、あなたを認めてくれている人にとっても失礼だよって話 - そーだいなるらくがき帳

こちらは 2022年10月第5週のはてなブログランキング に掲載された、そーだい(id:Soudai)さんによるエントリー。いくつかのブログ記事を挙げながら「自分を必要以上に過小評価すること」の問題について指摘しています。

この「自分を必要以上に過小評価すること」にまつわる記事は共感を呼び、同様の話題で書かれた記事が投稿されました。

本特集では「自分を必要以上に過小評価しない」をテーマに、記事をピックアップしてご紹介します。組織のなかで仕事をする経験から得られた知見が集まりました。

仕事の成果を認めてくれる人への裏切り行為

自分を過小に評価することは、あなたの仕事の成果に対して高評価し、認めてくれている人たちにとっては裏切り行為と言える。

自分を必要以上に過小評価することは、あなたを認めてくれている人にとっても失礼だよって話 - そーだいなるらくがき帳

冒頭でも紹介したそーだい(id:Soudai)さんのエントリーでは、低い自己評価が仕事や組織の否定に波及するという記事を受けて、「自分の能力を適切に評価すること」の重要性と、それに気づくことになったエピソードについて書かれています。

かつては「謙虚であることが美徳 と思って自分を敢えて卑下するなんてことをよくやっていた」そうですが、そのような「自分を過小に評価する」振る舞いが、「仕事の成果に対して高評価し、認めてくれている人たちにとっては裏切り行為と言える」と述べています。

また id:lacolaco さんの記事を引きながら、「謙遜しない」ことについても触れています。

soudai.hatenablog.com

「褒めたいと思ったあなたを否定しない」ということ

相手が自分を褒めたいと思ったそのことはその人にとって疑いようのない事実である。「そう思った」という事実は誰にも否定できない。 だから、相手からの「承認を承認」する、これを一番大事にしている。

謙遜しないと決めている話 - 余白

「僕は誰かに褒められたとき、謙遜しないようにしている」という一文から始まる id:lacolaco さんのエントリー。「褒めたいと思ったあなたを否定しない」というアイデアをもとに、褒められたらその喜びをはっきりと言葉にするように心がけているのだといいます。最近では、意識せずとも自然にそう振る舞えるようになったのだとか。

「他者の行為へのフィードバック」という点で、「褒め」と「批判」は同じものだと語り、その情報は自己を高める上で価値のある材料であると捉えています。

lacolaco.hatenablog.com

相対感を養い、自分の立ち位置を把握する

集団の中での評価は、点数が付くような試験をしているわけでもなければ相対的なものになる。自分を周りと比較したときに相対的にどの立ち位置にいるのかを把握しておけば、過小評価することも過大評価することもなくなる。

自分を必要以上に過小評価しないように、相対感を養うべき - あんパン

そーだい(id:Soudai)さんの記事を読んで、かつて同僚から「周囲を見て自分の立ち位置を把握する」必要性について伝えられたことを思い出したという id:masawada さん。自信のなさや、自己の能力に自覚的になれていない状態を脱するために、周りの人と比較することで自分の相対的な立ち位置を把握するようにしているといいます。

さらに、周囲の人と比べて自己評価をする上で気をつけることについて、炊飯器(id:hitode909)さんの記事を挙げながら、まとめています。

masawada.hatenablog.jp

ライバルが「最強の人間として君臨している」

ライバルたちが分散して持っている属性が架空の人格にバインドされて,最強の人間として君臨しているけど,実際にそのような人物はいない.蝶のように舞う人間と,蜂のように刺す人間がいるときに,その特徴が合成されて,蝶のように舞い蜂のように刺す最強の人間がいるような錯覚をしていることになる.

ライバル - hitode909の日記

炊飯器(id:hitode909)さんが、思い浮かべたライバルが「最強の人間として君臨している」現象について説明する2018年10月のエントリーです。

blog.sushi.money

自他の評価の不一致で「評価者になれない」

「目標を達成できないと思ってくよくよする自分」は「自分のことを過大評価(「できるはず」と考えている)していることの裏返し」であるというのも、やっと腑に落ちました。逆にそんなに自分、なんでもかんでもできるわけじゃなくない?っていうね。

自分を過小評価することからなかなか抜け出せず、やっと最近安定してきたという話 - Really Saying Something

「やっと不全感から抜け出せているように思う」と語る toya(id:toya)さん。卑下や謙遜が相手とのコミュニケーションの断絶をもたらすことへの気づきや、自他の評価の不一致によって「他者を評価する」ことに苦労した体験などについてつづっています。

toya.hatenablog.com

「コミュ障」と言わず、コミュニケーションを頑張る

コミュニケーションが成り立つためには全部で10の力が必要だとしたとしよう。

お互いに5ずつの力を出すのが理想だろう。でもあんまり得意では無い人のために少し出来る人が多めに力を出してあげて6:4とかにするのも良いと思う。

でも最初から「俺コミュ障なんで2しか出さないしそれ以上出そうとも頑張らない。お前が8出せ」って言うのは凄く「お前何様だ!?」感が強くないだろうか?

コミュニケーション頑張ってる話 - 宇宙行きたい

ヨシオリ(id:Yoshiori)さんは、星野源さんの著書にある言葉を紹介しながら、「コミュニケーションを頑張っている」理由についてまとめています。いわゆる「コミュ障」を自称することで、相手にコミュニケーションコストを丸投げする振る舞いを「恥ずかしい」と思うようになったといいます。

元上司に「距離の詰め方がおかしい」とからかわれても、コミュニケーションを怠らない努力をしているそうで、「少なくとも僕の場合は出来るからやっているのではなく出来るようになるために頑張っている」と書き記しています。

yoshiori.hatenablog.com



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By 中村碧
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中村碧

2001年岐阜生まれ、京都の大学生です。規則正しい生活を心がけています。朝起きたらまずはじめに購読リストを確認しています。